シンプルに「場をおもしろくしたい」。芸人として、いまの自分ができることをやりたい

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    36 ヒコロヒー|芸人

    各界で活躍する方々に、それぞれのオンとオフ、よい時間の過ごし方などについて聞く連載「MY Relax Time」。第36回は、お笑い芸人のヒコロヒーさんです。独特の世界観やセリフで魅せる一人コントに定評があり、単独ライブは毎回即完する人気。2021年4月から初の冠番組「キョコロヒー」(テレビ朝日)が始まるなど、メディアへの出演も増え、今年ブレイクした注目の芸人さんのひとりです。

    写真:殿村誠士 構成:和田達彦  

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    ヒコロヒー●1989年、愛媛県生まれ。近畿大学文芸学部芸術学科在学中、スカウトを機に松竹芸能養成所に入り芸人の道へ。NTV「女芸人No.1決定戦THE W」2017~2020年4年連続準決勝進出。19年元ピーマンズスタンダードのみなみかわとのユニット「ヒコロヒーとみなみかわ」にてM-1グランプリへ出場。男女逆転漫才にて注目を浴びる。20年M-1グランプリ準々決勝進出。21年「R-1グランプリ」準決勝進出。

    最近はテレビやラジオのレギュラー出演が増えましたが、どの仕事も流れに合わせて考えたことを披露しているという点では大きな違いはないですね。11月からは「5時に夢中!」(TOKYO MX)に出演していますが、これもコメンテーターという意識はまったくない。とにかくお笑い芸人として、いまの自分ができることを精一杯やろう、場をおもしろくしていこうと考えています。また普段は、年に1回の単独ライブのためにネタを溜めています。ネタをよく思いつくのは、腹が立ったとき。「この人はなんでこういうものの言い方するんやろ」みたいなことからネタに結びつくことが多いですね。

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    趣味は映画鑑賞と麻雀。学生時代から映画館通いをしていて、いまも時間があると映画館に行きます。休みの日は映画館をハシゴすることも。好きな映画はそのときの気分によって違うんですが、いまあえて1本あげるならジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』ですね。ストーリーも映像もすべてが好きですね。でもインディーズ系の映画ばかりじゃなくて、B級ホラーやラブロマンスまで、新作を中心に満遍なく観ています。映画鑑賞は何かの参考にしようというつもりはなくて、ただ純粋に観ることが好き。自分にとってはいちばんの気分転換法でもあります。

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    映画鑑賞以外の気分転換法はお酒、睡眠、風呂、花を生けるなどいろいろありますが、たばこもそのひとつ。朝起きると、まずコーヒーを飲みながら一服。また仕事の前や、終わった後など、日常の節目節目にたばこは欠かせません。私自身はたばこを吸うとホッとするし、たばこを吸う仕草はカッコいいと思っているんですが、世代的に、吸い始めた頃から世間ではたばこは風当たりの強いイメージがあります。だから普段は紙巻きたばこを吸っていますが、非喫煙者がいる所では加熱式にしたり、服が好きでにおいがつくのを嫌いそうな人の前では吸わないようにするなど、マナーには気をつけています。

    問い合わせ先/JT

    www.jti.co.jp