「まるで自画像のよう!」泳ぐサメの進路をGPSで追跡した画像が、見事なアートに

  • 文:山川真智子

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大西洋上に放たれたホオジロザメの遊泳経路をGPSで追跡した画像が、まるで「自画像」のようだとソーシャルメディアで話題だ。ホオジロザメと言えば、スティーブン・スピルバーグ監督の映画『ジョーズ』に登場するサメのモデルとされ、人食いザメとしても知られる海の悪役。しかしネットで拡散されている「自画像」は、そのイメージを覆す見事な出来栄えとなっている。

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偶然にしては緻密すぎる力作

話題の「自画像」を描いたのは、ブレトンと名付けられた体長約4メートル、体重約650キロの雄のホオジロザメだ。海洋調査を行う団体、OCEARCHが洋上の動きを追跡しているサメの一匹で、2020年にカナダのノバスコシアでGPSトラッカーが装着された。それから現在まで、ブレトンはアメリカ東海岸沖の大西洋上を遊泳している。

ところがGPSトラッカー装着から2年後、科学者たちはブレトンの遊泳経路が、サメの輪郭のスケッチになっていることに気が付いたという。エイターテイメント・ニュースサイト、MEAWW によれば、ブレトンの位置は水中から浮上するたびに科学者たちに通知されるようになっている。通知されたポイントを結ぶと、米フロリダ州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州の海岸付近では「頭」の部分が、ワシントンDCとニューヨーク周辺では「背びれ」が描かれており、カナダのノバスコシア州周辺では「尾」の部分が作られていた。さらには洋上を三角に移動することで、「胸びれ」を描き出すという細かな仕事まで成し遂げていた。

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ソーシャルメディアも脱帽

この衝撃的な画像はツイッター上で紹介され、あっという間に話題となった。

(訳)GPSを装着したサメが大西洋にサメを描いた。

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画像にはさまざまな反応が寄せられている。

(訳)あのね、サメさん。これは冷蔵庫に貼れるレベルだよ。上手く描けてる。

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(訳)ほぼそんな感じ

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(訳)彼らは自分たちのことが分かっているんだ。2年後には文明化するだろう。

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追跡進行中。次の名画誕生か?

科学系ニュースサイト、ネイチャー・ワールド・ニュースによれば、ホオジロザメは体長6メートルにも達する、人類が知る限り最大の捕食魚だが、その生態と行動はあまり理解されていないという。

そのためこれまで手に入らなかった海洋データを収集し、科学者を支援する目的で、OCEARCHではさまざまな種類のサメにGPSを装着して追跡している。同団体のウェブサイトでは、これらのサメのリストが掲載されており、それぞれの地図上の位置も表示されている。サメに絵心があるのかどうかは謎だが、ブレトンの作品に続く次の名画が、地図上で誕生する可能性もありそうだ。

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【画像】「まるで自画像!」泳ぐサメの進路をGPSで追跡した画像が、見事なアートに

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ソーシャルメディアも脱帽

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