世界の有名店を渡り歩いたシェフが、なんと焼き鳥屋のポップアップをオープン

  • 文:河内秀子
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BERLIN ベルリン/ドイツ

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無骨なビルの屋上に現れた木造の小屋。屋外での立ち飲みも可能だ。 © Gianni Plescia

ベルリンのクリエイターが集まるアトリエビルの屋外テラスに、この夏、ユニークな木造の建物が現れた。その名も「鳥キャビン(TORIKABIN)」。夕方になると行列ができ、開口部から煙とおいしそうな匂いと煙が漂ってくる。

デンマークのノーマをはじめ世界各地の有名店で修行したカナダ出身のシェフがベルリンで開いた、焼き鳥のポップアップレストランだ。パッチワークの暖簾をくぐるとL字型カウンターがあり、炭火焼きの香りが鼻をくすぐる。

すでに1カ月先まで満席という人気ぶり。隣の客と肩を寄せ合い、キャビンの中で香ばしい焼き鳥を頬張りたい。

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カナダ出身のシェフ、ジェフリー・クラウディオ。ノーマの他、アジアで10本の指に入るシンガポールのレストラン「バーント・エンズ」でも経験を積んだ。www.stokeberlin.com © Gianni Plescia

※この記事はPen 2023年10月号より再編集した記事です。