「Live with nature./自然と共に生きる」をコンセプトに掲げ、サブスクリプション型のセカンドホーム事業を展開してきたSANU 2nd Homeは2月7日、共同オーナー型セカンドホームサービス「SANU 2nd Home Co-Owners」を発表した。
低予算で利用できる、自然豊かなセカンドホーム
セカンドホームの所有には初期費用や維持管理の手間がつきものだが、SANU 2nd Home Co-Ownersは330万円(年間12泊、管理費別)から利用することができ、ハイエンド商品が中心の会員制リゾートと比べてコストを抑えることが可能だ。また、所有物件以外のSANU 2nd Homeも宿泊可能で、現在15拠点だが2025年までに30拠点まで拡大する予定だという。
基調とする「自然と共にある生活」はそのままに、より“軽やかで、自由なセカンドホームライフ”を目指す同サービス。新たなライフスタイルの可能性を感じさせる。
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こだわりを貫く木造建築への想い
同サービスのプロジェクト第1弾として、建築家・芦沢啓治とコラボした新建築「SANU CONDOMINIUM」も同時に発表された。24年夏に開業する千葉県・館山を皮切りに、栃木県・那須や静岡県・伊豆でも展開予定だ。
芦沢は「正直なデザイン/Honest Design」をモットーに、建築、インテリア、家具などトータルにデザインするクリエイター。そんな彼が同社のパートナーとなった理由は、自然との調和を考えるSANUのコンセプトに共鳴したこと。
SANU CONDOMINIUMは実際、自然を楽しむための空間のための設計がなされている。レイアウトや家具にいたるまで細やかな調整が行われ、視線が外へと流れるように計算。また木製のサッシを採用したバルコニー側には、ほとんどの棟でバスタブが設けられている。
木造の建築にこだわり続けてきたSANU。同社代表・福島弦の原体験は、幼少期を過ごした北海道の大自然にあるという。自然と向き合うことのできる環境と素材を活かし、技術的な課題も多い中で、ビジョンを共有できる建築家とともに利害を超えたところでプロジェクトに取り組んでいる。
芦沢も「自然が豊かな場所でサービスを多くの人々に体験いただけるように、さまざまな面でアクセシビリティの高い環境でありながら上質で洗練された建築を提供できるように心掛けています」と想いを語っている。
都市と自然での暮らしを“気軽”に往来できるライフスタイルを提案し、注目を集めてきたSANUの新たなフェーズに期待が募る。