タフな名車DEFENDERで、北海道の宗谷岬を巡る壮大な旅へ【次回ツアーの参加者募集中】

  • 文:増田高大
  • 写真:松島豊
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この夏、DEFENDERで北海道から沖縄まで全国を駆け巡るツアー「DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOUR」が始動した。その始まりである、フェーズ1は北海道の宗谷岬からスタートし、岩手県の花巻を目指す。北海道の大地から山に至るまで、のどかな自然を走行し、DEFENDERの性能を体験するには申し分ない6日間のツアーの模様をお届けする。

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北海道最北端の地「宗谷岬」からツアーは始まる

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記念すべきツアーの出発点は北海道最北端の地「宗谷岬」。

北緯45度31分22秒の位置に北海道最北端の地のモニュメントが設置されており、隣には間宮林蔵の立像が並んでいる。

江戸幕府からの指令により北方探索に向かった間宮林蔵は1809年に間宮海峡を見つけ、樺太が島であることを確認した。この銅像は遥か海の先にある樺太を見つめる姿を表している。空と海の青々とした景色が朝日に照らされ、運が良ければ海の向こうに樺太が望めるだろう。

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その後は宗谷丘陵コース内にある白い道へ。白い道の正体はホタテの貝殻で、約3kmにわたって敷き詰められており、白と緑の景観が絶妙に映えていた。

お昼は「相場王のスープカレーgokuri 極哩 旭川店」でスープカレーを堪能。おしゃれな器に盛りつけられたスープカレーは味だけでなく、見た目も楽しませてくれた。

スープカレーを堪能したあとは美瑛の丘を通過。広大で緑広がる丘陵地帯に加え、十勝岳連邦を前方に望む自然が魅力的である。丘陵地帯ではDEFENDERの優れたオフロード性能を十分に発揮。

屈強な外見からは想像がつきにくいかもしれないが、快適な乗り心地を提供してくれる最強の1台であり、広大な北海道の地を走行するのには相性抜群である。

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1日目の宿泊先「美瑛の丘オーベルジュ KUNST HAUS」は広々としたエントランスで和を感じさせる外観が特徴的。夕食はフランス料理のフルコースを堪能し、稚内から美瑛までの約350kmの走行の疲れを癒してくれた。

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永田隼也選手が参戦。洞爺湖をともに目指す

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DAY2はDEFENDERのブランドアンバサダーを務めているマウンテンバイクライダー・永田隼也選手と一緒に、北海道・美瑛から洞爺湖を目指す。永田隼也選手は幼少期からマウンテンバイクに親しみ、本格的にレースへ参戦。

2015年には全日本選手権で優勝。2016年にはRed Bull Holy Rideで初タイトルを獲得し、現在は国内を中心に欧州へもスポット参戦するなどして活躍している。そんな永田隼也選手が今回運転するのはDEFENDER 90 V8。

本日最初に立ち寄ったのは、広大な自然の中に佇む美術館の「アルテピアッツァ美唄」。石狩平野のほぼ真ん中に位置する美唄市にある野外彫刻公園で自然豊かな場所にあり、雲から覗く太陽の光が芸術品をいっそう輝かせ、惹きつけさせてくれる。

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美術館のあとは札幌までひたすらに車を走らせ「うにむらかみ 日本生命札幌ビル店」を目指す。

ミョウバンを一切使用していない無添加のうに丼はくせがなく、あっさりしていた。ランチ休憩を終えると、緑の大地に突如として現れるモアイ像の横を通過。モアイ像とDEFENDERのコントラストがなんとも圧巻的である。

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モアイ像の迫力に余韻を残しつつ向かったのは「北海道POLO CLUB」。昨年、2023年9月に「DEFENDER & BREAKFAST」が開催された場所であり、日本で唯一のポロ競技場である。

放牧された馬たちへの挨拶もほどほどに、広々とした草原や牧草地といったオフロードを、DEFENDERの魅力的な性能でもある車高を上げたオフロードモードで走行。

DEFENDERにはエアサスペンションが装備されており、スイッチ1つで車高を自在に変更できる。エアサスペンションを調整することで路面からの振動も最小限に抑えてくれるため、悪路にも安定した走りを見せてくれる。走る楽しさを満喫するのはもちろん、好奇心をどこまでも追求したくなる。

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「北海道POLO CLUB」でDEFENDERの新たな魅力に触れたあとは、本日の宿泊先である「WE HOTEL TOYA」へ向かった。ホテルの目の前には洞爺湖が広がり、部屋からもその景観を楽しむことができる。

夕食はフランス料理のフルコースを堪能し、本日の旅をともに過ごしてきた永田選手と乾杯。温泉は大浴場と露天風呂があり、客室には露天風呂も備わっており、洞爺湖を望む最高のロケーションで約300kmの旅の疲れを癒しながら、ゆったりした時間を過ごした。

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北海道に別れを告げ本州・青森県上陸へ

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DAY3は北海道を抜け、いよいよ本州・青森へ突入する。この日の朝で永田選手とは別れ、我々は朝の心地よい風を感じながらホテル目の前の洞爺湖へ。

清冽で自然豊かな洞爺湖は、約11万年前の噴火によって誕生した国内で3番目に大きなカルデラ湖であり、周囲は約43kmにも及ぶ。フェリーの時間も迫っているため、洞爺湖を横目にやりながら湖の周りの曲がりくねった道や、高速道路や市街地をひたすらに走り続けて函館フェリーターミナルを目指す。

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本日の走行はオンロードがメインだが、もちろんDEFENDERはオフロードだけでなくオンロードでも快適に走行できる。ディーゼルターボエンジンはマイルドハイブリッドを採用しており、モーターが走行のアシストをしてくれる。高速道路や一般道の走行にも優れており、状況に応じたパフォーマンスを発揮できるのも特徴的。走りやすさや乗り心地を追求し、高い操縦性も備わっている。

函館から青森まではフェリーで約3時間30分。つかの間の休憩をはさみ、ついに本州は青森県へ突入。フェリー下船後は「サンセットビーチあさむし」に立ち寄り、海の向こうに沈む夕日を待ちわびた。サンセットビーチあさむしは、青森市内の浅虫温泉に位置する青森湾沖に浮かぶ「湯の島」が特徴的で浅虫温泉の象徴としても知られる。

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ビーチに到着後は厚い雲に覆われ夕日を望めるか心配だったが、我々の到着を待ちわびていたかのように雲から徐々に現れた太陽は水面を反射させ、ビーチから望む夕日は青とオレンジのグラデーションを奏でた。太陽が水平線上に沈んでいく様はまさに神々しく凝望するほどであった。この日のツアーは沈んでいく夕日を目に焼き付け、約200kmの旅(フェリー移動は除く)に幕を閉じた。

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あいにくの曇り空。360度の大パノラマはお預け

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DAY4は青森県青森市から、田沢湖のある秋田県仙北市を目指す。青森県も早々に抜け、この日最初に向かったのは秋田県男鹿市に位置する「寒風山パノラマライン」。標高約355mの寒風山は山全体がキレイな緑の芝生に覆われており、周りに遮るものがないため山頂の展望台からは360度の大パノラマを味わえる。

DEFENDERの四輪駆動に加え、推進力の強いディーゼルターボエンジンは山道を快適に走行することを実現してくれる。アクセルを軽く踏むだけで安定性の高いドライブを提供し、山道も簡単に攻略できる。頂上へ着き待ちわびていた絶景が望めると思っていたが、あいにくこの日の寒風山は霧がかかり、残念ながらその夢は叶うことはなかった。

絶景を拝めることができず無念ではあるが、本日のランチである秋田比内地鶏を使用した親子丼を目指し、秋田市内へ向けて車を走らせる。「秋田比内地鶏や」で提供された親子丼は炭火の香ばしさに加え、ふっくらとした卵の相性が抜群。お腹も満たしたところで、田沢湖を目指して出発する。

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途中、広大な緑が続く田園地帯を通過。のどかでどこか心癒される田園風景を横に見ながらひたすらに車を走らせる。田沢湖へ向かう前「かたまえ山森林公園」へ立ち寄り、頂上から展望。山側は緑あふれる山林の風景、反対側には田沢湖を見下ろせる絶景スポットが待ち受けている。

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日本百景に選ばれている田沢湖は、周囲は約20㎞の円形で、水深は423.4mと日本で最も深い湖である。瑠璃色に反射する太陽の光で水面の色が変わり、幻想的な景色を演出してくれるようだが、本日はあいにくの曇り空だったため、その壮観はお預けとなった。天候には恵まれなかったが、約310kmの旅は無事に締めくくられた。

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快適なルーフテントでキャンプを体験

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DAY5は秋田の乳頭温泉郷からスタート。ブナの森林を駆け抜けた先に待ち受けているのは十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓に七つの湯が点在する乳頭温泉郷。七つの湯はそれぞれ独自の源泉を持ち、泉質だけでも十種類以上あるとのこと。江戸時代から続く茅葺屋根の風情ある温泉宿と乳白色の湯は、全国でも屈指の秘湯の温泉郷である。

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乳頭温泉をあとにしたあとは岩手県へ向かい、安比高原にある「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」を目指す。その途中で「安比高原ぶなの駅」へ立ち寄り、緑あふれる大自然の美しさをかみしめる。自然に触れることで心と体が癒され、つかの間の安らぎを与えてくれた。

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「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」では車と一緒に宿泊可能なオートキャンプ場はもちろん、ログハウスやドームハウス、ソロキャンプなど自分の好みに合わせて宿泊プランが選べるのも魅力的。

今回はオートキャンプ場でDEFENDER130に備え付けられているルーフテントでキャンプをすることに。ルーフテントはクッション性の高いマットが心地よく、大人二人が横になって寝られるほどのスペースであり、テントまで上る梯子はもちろん、枕やLEDライトも装備されているため、思っていた以上に快適に過ごせた。また、テントの組み立てや収納も非常に簡単かつ機能的で、田沢湖のある秋田県仙北市から約150kmの長距離運転で疲れた身体をサポートしてくれる最強の1台である。

いよいよ明日はフェーズ1最終日。ここ「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」で行われるオフロード走行、ディフェンダーオーナーが集まるDEFENDER & BREAKFASTに参加する。

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DEFENDER & BREAKFASTでのオーナー同士交流に心温まる

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DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOURのフェーズ1もいよいよ最終日。この日は安比高原の「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」で開催されるDEFENDERオーナースイベント「DEFENDER & BREAKFAST」&「DEFENDER OFF-ROAD EXPERIENCE」に参加。

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早朝から始まった「DEFENDER & BREAKFAST」では盛岡や仙台といった東北地方はもちろん、関東や北陸など全国から集まったオーナー同士が愛車について語り合う。自慢の愛車をカスタマイズしたり、自車のミニチュアの模型を作成したりとそれぞれのオーナーのこだわりを披露しあった。また、参加者を対象としたアワードの授賞式が行われ、心温まるオーナー同士の交流会はたちまちのうちに過ぎ去っていた。

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その後に行われた「DEFENDER OFF-ROAD EXPERIENCE」ではオーナー自身のDEFENDERやLand Roverで安比高原の自然に囲まれたオフロードコースの走行体験会が実施された。林道や山岳などの迫力あるコースを試走できるアクティビティで、約60分のオフロード走行が楽しめる。普段はできない体験だけに、オーナーたちも貴重な経験ができたことだろう。

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「クルマアソビアドベンチャーフィールド安比」は東京ドーム3個分の広大な面積を誇り、その敷地内には独自のオフロードコースがある。今回の体験会には含まれていないが、より本格的でエキサイティングな激走が楽しめる。この場所では車を通した遊びや楽しみ方を体験できるのでクルマアソビの新たな世界観を提供してくれるだろう。

これらのイベントは不定期であるが、全国各地で年に数回行われている。参加条件は、LAND ROVERのオーナーもしくは、DEFENDERの購入を検討している方が対象。機会があればぜひとも参加してみることをおススメしたい。

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イベントを終えたあとは岩手県花巻名物「やぶ屋総本店花巻」でわんこそばを堪能し、フェーズ1の計6日間のツアーを締めくくった。

フェーズ1の北海道・宗谷岬から岩手県花巻市までの最終的な走行距離は約1470kmにも及んだ。これだけ走行しても運転疲れがあまり感じられなく、DEFENDERの快適な走りを満喫できた。

フェーズ2のツアーは山形県からスタート予定である。

『DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOUR』に抽選で1組2名をご招待!

次回の開催地は、軽井沢。軽井沢は100年以上の歴史を持つ日本を代表する避暑地。外国人宣教師たちによって開拓された西洋的な町並みは文化や自然、グルメなど魅力がたくさんあります。また、物語が生まれる町として、数多の文豪の作品やスタジオジブリの『風立ちぬ』などの舞台となるなど、自然と文芸の交わる軽井沢をドライブしてみませんか。ランドローバーでは2024年8月31日(土)〜9月2日(月)に開催する「DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOUR」に、抽選で1組様をご招待します。ぜひ、皆さんのご応募お待ちしています。詳しくは、以下応募フォームから。

 

応募フォームはこちらから

※滞在先:『HOTEL INDIGO KARUIZAWA』『コートヤード・バイ・マリオット 白馬』

応募条件

*DEFENDER EXPERIENCE NORTH SOUTH TOURで使用している車両を運転していただくので普通免許が必要です。

*取材の模様が記事になることを了承いただける方。

*集合場所までの交通費、お土産など個人的なお買い物は参加者のご負担になります。

 

ランドローバーコール
TEL:0120-18-5568(フリーダイヤル / 平日9時~18時)

ランドローバー公式サイト

www.landrover.co.jp