アンビエンテックの新作からインテリアスタイリスト黒田美津子のアトリエまで【Penが選んだ今月のデザイン】

  • 文:猪飼尚司(デザインジャーナリスト)
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1.京の伝統技が生きる、和紙シェードのポータブルランプ

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専用充電台(USBタイプC)による充電式。φ211×H310㎜。今秋販売開始予定。

ポータブル照明ブランド、アンビエンテックから新作「N-TL01 テーブルランプ」が登場する。デザインを担当したデンマークの建築スタジオ・ノームアーキテクツは、日本の技を現代のプロダクトのかたちへと集約。カリモクケースが製作した木製リングの上に、京都の老舗提灯メーカー・小嶋商店の職人が伝統技法「京・地張り」で仕上げた和紙のシェードを合わせている。空間に穏やかさと静けさをもたらす、上質な照明をつくり上げた。

「N-TL01 テーブルランプ」

アンビエンテック
https://ambientec.co.jp

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2.トップスタイリストが北軽井沢のアトリエを公開

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開催は8月23~25日。要予約。詳細は公式ウェブサイトを参照。

インテリアスタイリストの黒田美津子が北軽井沢の古い平屋を改装し、アトリエ兼ギャラリー「ラボラトリー・ファーン&バーン」をオープンした。家具はもちろん、テキスタイルからドアノブに至るまで、キャリアで培った知識とセンスをフルに発揮した美しい暮らしの空間を体現。そんな特別な場所をこの夏3日間、公開する。スウェーデンの照明ブランド「ヴァストベリ」を紹介する企画展『unplugged / 山の上等』も同時開催される。

Laboratoryy / Fern & Barn

Laboratoryy
http://laboratoryy.com

※この記事はPen 2024年9月号より再編集した記事です。