コーヒー好きの人がレストランで食事したときモヤモヤしがちなのが、食後のコーヒー問題。
料理がバツグンにおいしい店でも、「コーヒーはイマイチ……」と思っちゃうことありませんか?
とくに産地や農園の個性が際立つシングルオリジンを好むような人だと、味は上質であっても「飲みたいのはこれじゃないなぁ」となったり。
食後のコーヒーを求めてわざわざ別のカフェに足を運ぶなんてことも。
そんなモヤモヤを解消してくれたのがこの店、「OGAWA COFEE LABORATORY 桜新町」。
京都にたくさんの店舗を構える小川珈琲が、東京に設けた実験的な“ラボ”の第1号店。
現代的なコーヒーと本格料理とを両立させた、「こんな店がほしかった!」のカフェ&レストランです。
メニュー表に書かれているだけでもコーヒー豆は22種類(シングルオリジン13、ブレンド9)。
プワオーバー(ハンドドリップ)、エアロプレス、エスプレッソなどの抽出方法まで選べちゃいます。
さらにナイトロやコールドブリューなどのアイスやエスプレッソドリンクもあり。
料理も炭焼きオーブンを駆使した肉料理をはじめとする豊富なメニュー。
カフェらしいライト系も、がっつり系も。
朝7時から夜10時までやってるのも、夜にこだわりコーヒーを飲みたい人に嬉しい営業時間です。
(今どきの自家焙煎コーヒースタンドは17〜18時位で終了しますから)
このOGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町が10月に一部のメニューをリニューアルしました。
店にいるバリスタが考案したシグネチャードリンクも新登場。
ここではメディア向け試食体験に参加して味わった朝食2品、デザート、新ドリンクをご紹介しましょう。
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新シグネチャードリンク「Moon Light」。
金木犀(きんもくせい)の花の香り漂うエスプレッソドリンク。
ソルティドッグのようにグラスの縁に金木犀の飾りつき。
エスプレッソを注いで完成させるカクテル。
中央の球体は金木犀とシロップの氷です。
グラス内の黄色の液体は、アールグレイティー入りの甘いシロップ。
2ショット分のエスプレッソの豆が「エスサルバドル ロスアルペス(ナチュラル精製)」なのがOGAWA COFFEE LABORATORYらしいこだわり。
パンチのあるナチュラル精製の風味がミックスドリンクと相性よし。
このドリンク、かなり甘いです。
スタバのフラペチーノのような甘さというより、濃いシロップの甘さ。
私的な感覚ではスイーツとして愉しむのがいいように思いました。
※10月15日(火)より提供スタート。
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素材のよさ、炭焼きの個性が際立つ朝食メニュー「フレンチブレックファースト」(¥1,950)。
写真には写ってませんがドリンクつきです。
これまでの「アメリカンブレックファースト」からこちらに変更されました。
野菜の種類が充実し、スクランブルエッグの代わりにゆで卵に。
ソーセージはじゃがいも入りのドイツの「ザワマーゲン」。
同じ桜新町に店がある「ファインシュメッカー サイトウ」のもの。
野菜はビーツのサラダ、パン粉焼きブロッコリーもおいしく、季節によって変わる炭焼き野菜が特に最高です。
朝から炭焼きってなんだか贅沢。
ベリーがごろごろと入った自家製グラノーラ入りヨーグルトもバツグンのおいしさ。
ほどよい苦みと奥行きがあって、少々お高い価格もやむなしと思える満足感です。
さらに見逃せないのが、炭焼きトーストの食パン。
焦げた風味と分厚い柔らかさが大人な逸品。
京都市の中心部にある町家改装の「小川珈琲 堺町錦店」内で提供されてる自家製食パンもおいしいのですが、小川珈琲の社員さんにパンマニアがいるのでしょうか w
桜新町のパンは池尻大橋の「TOLO PAN TOKYO」のもの。
パンドミと全粒粉から選べます。
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人気のアボカドトーストもソースなどを変えて「アボカドとスイートチリソースの炭焼きトースト」(¥1,600) として新登場。
ソースはクリームチーズ、チリソースで、トッピングはピスタチオ、黒ごま。
パンはこちらもTOLO PAN TOKYOのもので、前述した朝食メニューと同様に2種類から選択可能。
見るからにおいしいそうですが、残念ながら試食できなかったので味の感想はなし。
ご体験する皆さまにお任せします。
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新登場の「ほうじ茶と丹波黒豆のティラミス」(¥900)。
これ、美味い!
何層にも重なる複雑な味の混ざり具合が楽しくて。
添えられたソースはビターオレンジのオイル。
ほうじ茶とオレンジが不思議な風味を生み出してます。
噛み応えがあったのも意外な印象。
ただ今回試食したのは、この製品版を分割したミニサイズでした。
(撮影した写真は、撮影用につくられた見本)
製品版とは感想が異なる可能性が大いにあります。
(ミニ試食で正しい判断はできないんです。食べ進める味変や食べ飽きまで体感しないと、皆さまに確信のあるお薦めはできません)
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OGAWA COFFEE LABORATORYは東京に複数店舗あります。
店舗ごとにすべて業態が異なります。
料理がここまで充実しているのは桜新町店のみ。
ご紹介したメニューは別の店では食べられないのでご注意を。
桜新町駅から5分ほど歩いて閑静な住宅街を進んで突然現れるこの店はユニークですね。
周囲に観光スポットがなく、遠方からの来店者なら間違いなくこの店目当てでしょう。
コーヒーショップが多い清澄白河なら美術館もありますし、散歩コースだから休日にちょうどいいエリア。
それでもOGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町には朝食目当てで訪れる人が多いそうです。
早起きしてわざわざ食べに行く朝食ブームの時代の追い風もあるでしょうが、人を呼び寄せる惹きの強い店なのでしょう。
メニューの拡充でさらなる人気店になりそうです。
OGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町
東京都世田谷区新町3-23-8 エスカリエ桜新町 1階
ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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