グッチ日本上陸60周年を記念して、上海、ロンドンで成功を収めた世界巡回展『GUCCI COSMOS(グッチ コスモス)』が京都にて開幕。過去と未来が溶け合う異次元の旅路に、俳優の永山瑛太が迷い込む。
永山瑛太●俳優
1982年、東京都生まれ。2002年、青春群像劇『青い春』で映画デビューし、ドラマ『ウォーターボーイズ』や『オレンジデイズ』など話題作で注目を浴びる。近年は自身で撮影した写真やペインティング作品を発表するなど、多方面で才能を発揮する。2025年には映画『宝島』が公開予定。
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果てなく広がるグッチの宇宙を、身体全体で体験
デザインをイギリス人アーティストのエス・デヴリン、キュレーションをイタリアのファッション研究家であり評論家のマリア・ルイーザ・フリーザが手掛けた『グッチ コスモス』が、グッチ創設の地であるフィレンツェと姉妹都市の京都へと上陸した。6つのエリアに分けられた会場では、100年以上にわたるグッチの歴史と、各時代を彩ってきた歴代クリエイティブ・ディレクターたちのデザイン、そして時を超えて愛されるアイコンの数々が、先進的な演出で展示されている。
「Leisure Legacyーライフスタイル賛歌」と「Bambooーバンブーの世界」の展示ルームでは、グッチのアイテムとともに京都市京セラ美術館の所蔵コレクションを展示し、ここでしか実現し得ないインスタレーションを展開。果てなく広がるグッチの宇宙(コスモス)を、身体全体で体験できるイマーシブなエキシビションには、訪れる度に新たな発見がある。
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人の心をつかむのは、所々に忍ばせた遊び心
グッチ コスモスの展示を通して、グッチの過去、現在、未来、そして時代を超えて受け継がれてきたフィロソフィーと、アイコンの変遷に触れた永山瑛太。自身も表現者である彼は、100年を超える表現の軌跡を目の前にして、なにを感じたのだろうか。
「各時代のクリエイティブ・ディレクターが見せる細部へのこだわりと、斬新なアイデアや遊び心に感銘を受けました。俳優の芝居でも、ベースとなるものをしっかりつくり込みながら、どこかに枠から外れる遊びや裏切りを盛り込むことが、観る人の心をつかむフックになるということもあります」
さらに永山は、各クリエイティブ・ディレクターの個性の違いにも着目し、話を続ける。
「それぞれのスタイルを見比べることができる点も面白いですが、表面上の見せ方がどれだけ大きく変わったとしても、根底にある〝グッチらしさ〞みたいなものは、いつの時代も変わらずに、脈々と受け継がれてきたということに改めて気付かされました」
『GUCCI COSMOS』
会場:京都市京セラ美術館 本館 北回廊1階 新館 東山キューブ
京都市左京区岡崎円勝寺町124
会期:開催中~12/1(日)
開館時間:10時~18時(最終入館は17時)
料金:一般¥2,200
休館日:月(祝日の場合は開館)
グッチ クライアントサービス
TEL:0120-99-2177