コッツウォルズ蒸溜所/コッツウォルズ・ドライジン
2018年にオープンした「クラフトジンバー コパン」。全国からジン好きが集う店では、バーテンダー自ら厳選した約900本のクラフトジンを、10種類以上のなかから選ぶ最適なトニックやさまざまなガーニッシュと合わせ、つくり手のストーリーとともに提供する。ジンのスペシャリストであり生粋のジンラバーでもある、ジェーニャ・マラホワさんの寛ぎのひと時に欠かせない相棒が「コッツウォルズ・ドライジン」だ。
「カナッペの盛り合わせを用意して、1、2杯だけワインを飲み、そこからはジンソーダというのがいつもの流れ。ラベンダーや、ピンクグレープフルーツ、ライムの生のピールなど、9種のボタニカルをふんだんに使ってリッチな味わいに仕上げられたコッツウォルズ・ドライジンは、ソーダで割るだけで十分においしいので家飲みにぴったり。どのジンを選ぼうか迷っている人には、まず飲んでもらいたい一本です」
そんなクラフトジンを飲みながら、米国公共ラジオ局、NPRの人気音楽コンテンツ「tinydesk concerts(タイニーデスクコンサーツ)」をYouTubeで視聴するのが、多忙なジェーニャさんにとっての最高のリラックスタイム。
「NPRのオフィスをさまざまなアーティストが訪れ、リラックスした雰囲気の中でそれぞれの楽曲を演奏する。飾り気のない舞台で、アーティストのストーリーまでがシェアされるような雰囲気が、クラフトジンの世界観と通じるものがあって大好きなんです」
薬効成分のあるジュニパーベリーを原料とするジンは、もともと薬用酒として広まった。そんな酒だからか、「ていねいにつくられたクラフトジンを飲むと、ゆったりと心地よい気分になれる」と、ジェーニャさんは言う。つくり手の想いが詰まったクラフトジンと音楽に身を浸すひと時は、明日への活力をくれそうだ。
---fadeinPager---
アメリカの公共ラジオ局、NPRのオフィスでアーティストが演奏する人気ライブパフォーマンス動画、「タイニーデスクコンサーツ」をYouTubeで見るのがお気に入り。
ジェーニャ・マラホワ
1985年、ロシア生まれ。ドイツのジン「モンキー47」を飲んでクラフトジンに開眼し、バーテンダーに。自身が出演するYouTubeチャンネル「GinYA(ジンヤ)」も好評。クラフトジンバー・コパン
住所:東京都豊島区上池袋1-8-2TEL:080-7827-2134
※この記事はPen 2024年11月号より再編集した記事です。