ベルリンの黄金時代が甦る? 人気ドラマシリーズのロケ地ツアーが大好評

  • 写真 & 文:河内秀子
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BERLIN ベルリン/ドイツ

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120年以上の歴史がある居酒屋「アルト・ベルリン」。『バビロン・ベルリン』では売春婦を巡った争いでナチス突撃隊の青年が殺された事件をモチーフとした物語のロケ地となった。

1920年代は、ベルリンの黄金時代と言われる。世界で3番目の大都市となり、先進的な憲法をもつワイマール共和国の首都として、自由な芸術・文化が花開いたためだ。いま、この時代を舞台にした大ヒットドラマシリーズ『バビロン・ベルリン』のロケ地ツアーが好評を博している。ツアーではガイドとともにタブレットで映像を見ながら、現在も残る居酒屋や市庁舎、駅舎などを訪れる。現代的な街並みの中に100年近く変わらない風景を見つけられるのが興味深い。ドラマのほうはナチスの台頭で不穏な幕開けを予感させた「シリーズ4」に続き、ラストとなる「シーズン5」が撮影開始。終盤に向けてツアーもさらに盛り上がりそうだ。

https://babylon-berlin.tours

2_サシカエ.jpgツアーは公式HPからも予約できる。ガイドは歴史家が務める。 © ZEITREISEN/Arne Krasting

※この記事はPen 2024年12月号より再編集した記事です。