1.リネン糸の豊かな質感を最大限に引き出す
1889年創業のスウェーデン王室御用達のメーカー、カスタールから、セシリエ・マンツが新作のラグコレクション「ランドスカブ」を発表、日本での販売を開始した。控えめながら上質な光沢感を持つリネン糸に、静けさと奥深さのある北欧の自然を重ね合わせていったセシリエ。一本の糸の表情がラグの色彩や質感に影響を及ぼすことを受け、糸をオリジナルで開発。平織り2種とハンドタフテッド2種で構成した美しいコレクションが完成した。
「ランドスカブ」
カスタール日本支社TEL:03-6427-9362
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2.素材を再生して場所をつくり、未来の暮らしを考える
ドイツの家電ブランド「ミーレ」と、“場づくり”から人の営みを考察する「などや」が協業し、未来の暮らしの態度を実験する場「FIRST PLACE(ファーストプレイス)」をオープンした。築60年の民家を解体した際に出た廃材や土砂、さらに、ミーレが修理時などに排出するパーツを建材に再生。キッチンカウンターや床材に転用した空間は圧巻だ。デザイナーや建築家、料理家といった多様なゲストを招いたワークショップやトークイベントなどが開催される。
※この記事はPen 2025年1月号より再編集した記事です。