カナダ発のプレミアムなアウトドアブランド、アークテリクスが、国内最大規模の旗艦店アークテリクス新宿ブランドストアを11月末にオープンした。売り場面積は4フロア構成の683.99㎡。1階から3階までの3フロアにアークテリクスとアーバンラインのヴェイランスをフルラインアップで揃え、4階にはコミュニティスペース「ベータラウンジ」と、「リバード サービスセンター」を展開する。
1階にはシーズン毎のフォーカスアイテムが集約されており、シーズナルアクティビティに必要なアイテムがすべて揃う。昨年よりスタートしたクリエイターと取り組むプロジェクト「アークテリクス アンコモン」の一環として、エントランス右側の壁には様々なジャンルのクリエイターによるアートを展開する「アーティストウォール」を展開。訪れるたびに新鮮な表情を見せてくれる。
2階は人気のバックパック、ウィメンズのアウトドアアイテム、ヴェイランス、フットウェアを揃えたフロア。3階はメンズのアウトドアアイテムと、ヴェイランス、フットウェアを揃えたフロア。各階が大きく開けた新宿駅東口側に一面の窓を設けており、明るく開放感のある雰囲気が保たれている。
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国内初の試みとなる、リペア専門窓口とコンシェルジュサービス
1階から3階までは店内の階段で行き来できるが、その上の4階はエレベータでのみ上がることができる。リバード サービスカウンターでは、現在アークテリクス 東京 丸の内ブランドストアとアークテリクス 心斎橋ブランドストアの2 店舗のみに併設されているリバード サービスカウンター同様、ケアやリペアに関する相談ができるだけでなく、店舗内に洗濯・乾燥機も設置されており、手持ちのアークテリクス製品を預けて洗濯を行うことができる。その奥にあるベータラウンジでは、完全予約制のコンシェルジュサービスを展開。様々なアクティビティに合った製品の選び方や使用方法、フィールドからイベントについての相談など、専門のスタッフによるパーソナルなアドバイスを受けることができる。「ベータラウンジ」はコミュニティイベントの場としても活用され、アウトドアアクティビティに関する入門講座や、専門的なギア選び、リスクマネジメントなどのトークイベントが開催される。
アークテリクスのブランドヘッドを務めるアメア スポーツ ジャパンの高木 賢は、1日約300万人という、日本で一番利用者の多い新宿駅の目の前に店を構えた理由を語る。
「我々がアークテリクスを取り扱うようになって10年ほど経ち、今回の新宿ブランドストアも含めると国内に16店舗を展開していますが、アークテリクスの一般的な知名度は、他のアウトドアブランドと比べるとまだまだ低いと思います。しかも、扱っている商品は高価格帯のアウトドア関連なので、新宿を歩く人たち全員に商品を買ってもらおうというわけではありません。ただ、まずはアークテリクスというブランドを幅広い層に知っていただき、我々がハイクオリティなブランドで、こういった世界観で展開しているということを認知していただくためにも、この一等地に店を構えることは非常に意味があります」
新宿に限らず、銀座、渋谷、青山など、トラフィックの多い路面店の1階では、一般的に売れ筋の人気商品や、比較的手に取りやすい小物類を揃えて集客に繋げることが定石だが、アークテリクス 新宿ブランドストアでは、人気の高いバッグやシューズを上階に展開し、1階ではシーズンテーマとなるアウトドアアクティビティに合った製品を展開。
「製品をただのファッションとして提案するのではなく、まずはアウトドアのアクティビティに興味を持っていただき、それから上階にある幅広い製品も知ってもらえるようになればと考えています。また、新宿は様々なアウトドアフィールドへと通じる電車やバスの発着場所となっています。この新宿 ブランドストアが、アウトドアフィールドに向けて足を踏み出す、みなさまの一つのきっかけとなれば素敵だと思っています」
住所:東京都新宿区新宿3-24-2 新宿アオキビル1~4階
営業時間:11時〜19時
電話:03-5944-0372