空調ファンで内部に風を送り込む、蒸し暑い夏もOKなお洒落レインアウター

  • 文:一史
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ミーンズワイルが空調服とコラボしたレインウェア。背面に電動ファンがつく。¥110,000
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取り外しできる電動ファンとバッテリーを搭載。生地の縫い目はテープ処理され水の侵入を防ぐ。

空調服は家電と服を結びつけたエポックメーキングな服だ。「株式会社 空調服」が2000年代初頭に生み出した発明品である(※空調服の名称は彼らの登録商標)。電動ファンで内部に外気を送り込み、体感を涼しくした機能性ウェア。この服の出現により、蒸し暑い真夏でも身体保護のため服を着込む作業員が快適に過ごせるようになった。
いまやワークウェアの定番となったこの空調服に、新しいファッションの可能性を見出したのがミーンズワイルである。同社とコラボして電動ファンつきの防水ジャケットを2020年に初リリース。現在までつくり続けてきた。
そのジャケットが25年春夏シーズンにより着やすくアップデートされた。素材が見直され、ゴワつきが少ないマイクロリップストップナイロンに変更。3層構造の生地は防水性が高く、さらに縫い目もシームテープでガードされている。雨濡れに耐えるレインウェアとしての高い実用性を誇る。

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ジャケットの背面。裾部分に左右2個のファンが搭載されている。

  

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ファンを外せばベーシックなスポーツアウターに。冷却ファンが必要ない季節でもレインウェアとして役立つ。

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色バリエーションは全3色。これまでは上写真の黒のみで、今回の素材アップデートで2色が加わった。
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新色は記事上部に掲載したライトグレー系と、このネイビー系の2色。

近年のニッポンの夏は異常とも思える蒸し暑さが続いている。梅雨時期の6月から高気温になり、レインアウターを着るのが辛いほど湿度も高い。そんなシチュエーションではこの服が救世主になるだろう。雨天時の自転車通勤のとき、野外フェスに出かけるとき、天候不順な屋外作業のとき、電動ファンのありがたみを実感できる。ハイテク機能とカッコよさを両立させたミーンズワイルならではの空調服があれば、生活がグッと快適になる。

meanswhile

https://store.meanswhile.net/

 

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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