ドイツ・ザクセン州・グラスヒュッテに拠点を構える高級時計ブランド、グラスヒュッテ・オリジナルから、「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」の新色モデルが発表された。クラシックな佇まいと現代的な洗練を融合させたこのコレクションに、「フロステッドシルバー」と「フロステッドカッパー」という2つの新カラーが加わった。

1845年、ドイツ東部の鉱山町グラスヒュッテでドイツの時計産業は始まった。その歴史を受け継ぎ、国営化を経て1994年に確立されたのがグラスヒュッテ・オリジナルだ。
クラシックでミニマルなデザインが特徴の「セネタ」コレクションから、「セネタ・エクセレンス・パノラマデイト・ムーンフェイズ」の新文字盤2種類が登場。フロステッドカッパーとフロステッドシルバーの2種類だ。
文字盤では、ドイツとチェコの国境線となっていエルツ山地の鉱床から着想を得た繊細なグレイン仕上げを施し、まるで岩肌の奥深くを覗き込むような奥行きを表現した。ローマンインデックスは、ブルーでコーティングされたソリッドゴールド製。ダイヤモンドポリッシュで仕上げられた針や秒針が、落ち着いた輝きを添える。
ムーブメントは、同ブランドが誇る自社製キャリバー「36-24」を搭載。100時間パワーリザーブに加え、耐磁性・耐久性に優れたシリコン製ヒゲゼンマイを採用。カメラのレンズのようにひねって固定する「バヨネット式」構造を導入することで、日常使用に求められる耐衝撃性と堅牢性を高次元で実現している。
4時位置の「パノラマデイト」と10時位置の「ムーンフェイズ」が、クラシカルな美意識と詩的な機能性を両立。無駄をそぎ落としたミニマルなデザインは、控えめでありながら確かな個性を放つ。ケース径は40mm、厚さ12.2mmと程よいサイズ感。ストラップは、アリゲーターレザー、シンセティック(合成繊維)、ステンレス・スチール製ブレスレットの3種から選択可能だ。
グラスヒュッテ・オリジナルのブティックおよび正規販売店にて、2025年3月より発売中。ドイツらしさあふれる、まさに“新世代のクラシック”と言える一本となっている。


