いま注目を集める4人に、お気に入りのシャツを披露してもらった。今回は、バレエダンサーの堀内將平。後輩によくものを譲ってしまう堀内が、いまでも手放せないというのは、あの人気デザイナーのシャツだった。
重たいコートを脱ぎ去る季節がやってきた。今特集では、老舗ブランドの新作や最旬シャツカタログに加え、アウターや小物との合わせなど、さまざまな視点からシャツを紐解く。無限の可能性を秘めるシャツの楽しさを、存分にお届けする。
『シャツからはじめる』
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フィービー・ファイロ期のセリーヌのシャツ
Kバレエ トウキョウのプリンシパルダンサーとしてだけでなく、バレエとファッションの融合を図った公演のプロデュースや、振付家としても活躍する堀内將平。8年ほど愛用しているのは、フィービー・ファイロが率いた頃のセリーヌのシャツ。ピンストライプ地に、異素材を縫い付けてドットのような柄を表現した一枚だ。
「ウイメンズのものながら、フィービーが手掛けた服はユニセックスで着られるデザインが多いため、当時は他のアパレルやバッグなども所有していました。ただ、よく後輩にものを譲るので、そのほとんどが手元になく……。いまでも手放さないでいるのは、このシャツだけ。シャツという存在は舞台の外で人前に立つ時に、ダンサーとしての自分を演じる衣装のようなものなのですが、このシャツは珍しく普段着ているんです。合わせるものによって、カジュアルにもモードにも着こなせる。自由に着られるからなのかもしれませんね。購入以来、クローゼットに眠ることなく毎年活躍しています」

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