キャンドルだけじゃない、ディプティックのホームフレグランス6製品一気見せ!<2025年最新版>

  • 写真・文:一史
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室内で楽しむディプティックの新型ホームフレグランスディフューザー。

フランスのディプティック(DIPTYQUE)が、スティックを差して香りを拡散させるリードディフューザーの新型を2025年4月17日(木)に国内発売した。この製品を記念して東京・ホテル虎ノ門ヒルズのスイートルームにて、一部メディア向けの発表イベントを開催。これまでの「ホームフレグランスコレクション」もずらりと並べ、香りと暮らす贅沢な生活空間を作り上げた。この記事ではイベント風景を通してコレクションの全容をお届けする。紹介ラインナップ6製品は以下の通り。

・ホームフレグランスディフューザー
・砂時計型ディフューザー
・プラグインディフューザー(電気式ホームディフューザー)
・バランシングディフューザー
・香りのオーバル
・アンエール ドゥ ディプティック(電気式ホームディフューザー)

なお同コレクションに含まれるキャンドル、ルームスプレー、及び自動車用のカーディフューザーは掲載から除外。各製品ごとに用意された香りの種類については、記事末にリンクを貼ったディプティック公式サイトをご覧いただこう。

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新作記念のクローズドイベント会場は、ホテル虎ノ門ヒルズのスイートルーム。ディプティックのディスプレイにより独自の生活空間に生まれ変わった。

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ホームフレグランスディフューザー

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テーブルの上に置かれている新作のガラス容器の容量は、2Lと200mL。
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手作りのガラス工芸としての味わいを持つボトル。100mL ¥10,230、200mL ¥12,650、2L ¥66,000。

フランスのガラス工房で一点一点手作りされる工芸的なボトル。ディプティックのメダリオン刻印がさりげなくブランドの存在を主張。180度回転させてどの位置でもブランドアイコンのオーバル型に見えるように設計された。波型の凹凸は光を反射させて輝かせる効果を狙ったもの。

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香りは全8種類で、既存のFiguier(フィ ギエ)、Baies(ベ)、Roses(ローズ)、Fleur d’Orange(フルール ド ランジェ)、Tubeéreuse(テュベルーズ)、Mimosa(ミモザ)、 34(サン・ジェルマン大通り34番地)に、新しくAmbre(アンブル)が加わった。各リフィルは200mL ¥11,500〜。

ボトルサイズは100mL、200mL、2Lの3種類。中身の液体リフィルとスティック、及びガラスキャップは別売りだ。拡散できる日数は200mLで約3ヶ月ほどとされている。液体がなくなったらレフィルを追加購入して入れ直す仕組み。

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ロゴ刻印入りのガラスキャップは¥5,060(100mL、200mL用)、¥15,180(2L用)。

ディプティックのホームフレグラス製品は見た目だけでなく機能もユニークなものが多い。ただこのボトルには実用面での大きな特筆点はなさそうだ。ディプティックが考える美しさを極めたボトルといえだろう。

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砂時計型ディフューザー

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香りごとにボトルの色が異なる砂時計型ディフューザー。75mL ¥26,620〜。
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ホテルのスイートルームがディプティックの店のように変貌。砂時計型ディフューザーの存在感が際立つ。

ディプティックらしい個性的なギミックのあるディフューザー。砂時計の名の通り、液体が詰まったディフューザーを持ち上げて反転させて使う。液体が上から下に流れ落ちるときに中央部分から香りが広がっていく。拡散サイクルは約1時間で、約3ヶ月ほど保たれる。
ボトルごとに香りが定まっており、同じボトルで異なる香りを使うのは不可。使い終わったら同じ香りのリフィルに交換すればOK。ただし再利用は2回までの制限がある点にはご留意を。

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ディプティックのホームフレグラスは香りのインテリア。ガラス製品左より、キャンドルホルダー、砂時計型ディフューザー、使用済みキャンドル容器を植物の鉢にしたもの。

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プラグインディフューザー

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金属部分に2秒以上肌で触れるとスイッチが起動する電気式ディフューザー。香りカプセルは別売り。¥17,380。

電気コンセントに差し込みスイッチをオンにするだけで香りが広がるお手軽&コンパクトなディフューザー。内部には香りのカプセルが搭載され、開封後に約3ヶ月間香りが持続。旅行先での宿泊部屋でも使いやすく開発された製品だ。香りが容器に移らないため、いつでも別カプセルにセットし直して異なる香りを楽しめる。

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バランシングディフューザー

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ブナ材を加工した球体オブジェの上に香り付きスティックを差した独創的なディフューザー。24年より発売。¥35,530。

工芸、淡い香り、おもちゃのような遊び心が一体化した製品。上部のセラミックスティックと、下部の木材の球とで構成されている。球には重しが入れられ、郷土品の起き上がりこぼしのようにユラユラと揺れる。揺らすと香りを染み込ませたスティックから香りが周囲に漂う仕組み。例えば玄関先に置き帰宅したときちょいと揺らしたり、大人もつい遊んでしまう楽しいオブジェである。

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白木の質感が日本の和室にも合う。西洋的装飾の製品が多いディプティックには珍しい白木使いだ。

香りは約2ヶ月半ほど持続して、スティックを交換すれば長年使える。自力で香りを染み込ませることはできない。製品自体がやや高価で交換式リフィルスティックも7,920円するが、機能するインテリアとしての魅力に溢れている。

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香りのオーバル

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クローゼットに吊るすのに最適な香りの強さ。扉を開けたとき爽やかな気分になれる。
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香りのオーバルは、ディプティックの香水からラベルを抜き出して立体にしたようなデザイン。

置いておくだけでほのかな香りが漂うセラミック製オブジェ。持続期間は約3ヶ月ほど。10㎡未満の限定空間が想定された品で、クローゼットの棚に置くような使い方が推奨されている。香りを仕込ませた内側のワックスが芳香剤の役割を担う。ワックス部分は頑丈ではないため、服に触れさせたり壊したりしないように取り扱いに配慮したい。

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アンエール ドゥ ディプティック

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10年以上前の初登場から人気が続く電気式ディフューザー。セラミックとメタルによるきらびやかな佇まい。

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香りを変えたいときは白い筒を取り外し、香りが詰まったカプセルのリフィルを交換する。

上部をポンと押すだけで香りを漂わせられる据え置き型の電気式ディフューザー。ワンサイクルは約2時間で、香りカプセル開封後に約3ヶ月使用可能だ。スイッチをオフにすると香りの拡散が止まり、異なる香りのレフィルに入れ替えられる。生活のなかで香りを頻繁に変えたい人は、この製品または前述したプラグインディフューザーのどちらかを購入候補にするといいだろう。
使用スペースの想定は、中程度の25㎡ほど。25年4月現在、本体を購入すると香りのカプセルがひとつプレゼントされる。

DIPTYQUE

www.diptyqueparis.com

 

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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