PARIS パリ/フランス
1925年に開催されたアールデコ展の100周年を記念する舞踏会「バル・デテ」が、7月6日に装飾芸術美術館で開かれる。芸術監督を務めるのは、映画監督のソフィア・コッポラ。パリジェンヌたちの感性をくすぐる彼女のこれまでの作品が評価され、抜擢されたそうだ。
会場となる装飾芸術美術館は、中世から現代まで約150万点以上の美術品を有し、ファッションやデザインの企画展が多く催されてきたアールデコの聖地。この場所で、フランス文化が花開いた豪奢な時代へのオマージュを捧げるという。コッポラの作品『マリー・アントワネット』のようにエレガントな装いのパリジャンが集い、古きよき社交の場が蘇る華やかな一夜となることだろう。

※この記事はPen 2025年8月号より再編集した記事です。