【バング & オルフセン】世界限定10台! 創立100周年を記念した特別かつ超絶なスピーカーが登場

  • 文:石川博也
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バング & オルフセンはブランド創立100周年を記念して、フラッグシップスピーカー「Beolab 90」を再解釈した特別モデル「Beolab 90 Titan Edition」を世界限定10台で発売する。このスピーカーは、ブランドのカスタマイズサービスであるアトリエ  ビスポークを通じて構想されたもので、“アトリエエディション”の第1弾となっている。

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「Beolab 90 Titan Edition」のベースとなった「Beolab 90」。

「Beolab 90 Titan Edition」に搭載されているのは、2015年に登場した「Beolab 90」の音響だ。バング & オルフセンが追求してきた音響技術の頂点に今もなお位置づけられているもので、レコーディングスタジオでエンジニアが聴く音をそのままリビングルームに持ち込むために開発された。18個のオーダーメイドのスピーカードライバーと18個のアンプを備え、1台あたり8,200ワットの圧倒的な出力を誇る。

先進的なDSP・ビームフォーミング技術により、ソロリスニングでは精密なスイートスポット・イメージングが可能になり、複数人でのリスニングでは、360度全方位から音を展開し、空間全体を包み込む。透明感と力強さを兼ね備えたそのサウンドは、最も耳の肥えたリスナーでさえも満足させる。

デザイン面では“ありのままのスピーカー”という発想のもと、カバーを排したミニマルな造形を採用。65kgの特注アルミニウムキャビネットには、砕いた火山岩の微粒子を用いた手作業のサンドブラスト加工が施され、荒々しさと気品を併せ持つ質感を生み出している。マットとポリッシュという異なる仕上げのアルミニウムを無着色で用いることで、素材本来の自然な美しさを際立たせた。

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トップスクリューに隠れ数字のように刻印された1925。

また、各ドライバーには音響スペックがレーザー刻印されているほか、トップスクリューには創業年を表す1925、現在の2025、そこに至るまでの年数を表す100の数字が記されている。さらには一か所に刻まれた「何事にも挫折することなく最高の製品だけを作り出し、たゆまず新しい方法を探る意志」という創業者のメッセージが、特別なスピーカーであることを象徴する。

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スピーカーを囲む微細な溝が音波を思わせる。

クラフツマンシップの面では、バング & オルフセンが最も得意とするアルミニウムの加工技術が極限まで注ぎ込まれている。CNC機械による精密加工と手作業を組み合わせた彫刻的なフォルムは、音を純粋な形で表現するための機能美そのものだ。単一ブロックから機械加工されたフェイスマスクや、各スピーカーを囲む音波を思わせる微細な溝、灯台の光を想起させる上蓋など、すべてが音と美の融合を象徴している。

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「Beolab 90 Titan Edition」サイズ:73.5×125.3×74.7cm(幅×高さ×奥行き)。重量:137kg(ユニット)。¥63,490,000(ペア)。

「Beolab 90 Titan Edition」は、バング & オルフセンの次なる100年への旅の始まりを告げる記念碑的存在であり、音響と美学、そして妥協なきものづくり精神を体現した逸品である。限定10台それぞれに真正証明書が付属し、コレクターズアイテムとしても高い価値を持つ。「Beolab 90」を独自に解釈した、この作品シリーズは4つのモデルが発売予定で、最終的に5つのコレクションモデルとして完結する。次はどんな特別な製品が登場するのか? 今後の発表も楽しみだ。

バング & オルフセン

Beolab 90 Titan Edition