クリュッグの「KRUG × MUSIC」、マックス・リヒターと協奏するシャンパーニュと音楽のペアリング

  • 文:Pen編集部
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プレステージ シャンパーニュメゾンのクリュッグが展開する、音楽とのペアリング「KRUG × MUSIC」プログラム。新たなプロジェクトとして、作曲家・ピアニストのマックス・リヒターとのコラボレーションによる「Every Note Counts(エヴリー・ノート・カウンツ)」が発表され、オリジナル楽曲とその舞台裏を追ったドキュメンタリーが2026年2月に公開される。

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マックス・リヒター●作曲家・ピアニスト。1966年、ドイツ生まれ。現代を代表する作曲家のひとりとして、ダンスやアート、ファッション、映画など幅広い分野に音楽作品を提供。ジャンルと国境を越えて活躍している。代表作品は「On the Nature of Daylight」など。

このコラボレーションは、クリュッグのセラーマスター、ジュリー・カヴィルと、ポストクラシカルの旗手として知られるリヒターとの対話から誕生した。味覚と聴覚を横断させる試みとして、2008年を象徴する3つのシャンパーニュ「クリュッグ クロ・ダンボネ 2008」「クリュッグ 2008」「クリュッグ グランド・キュヴェ 164 エディション」に感銘を受けたリヒターが、3部作となるオリジナル楽曲「Krug from Soloist to Orchestra in 2008」を手掛けた。

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左から「クリュッグ クロ・ダンボネ 2008」「クリュッグ 2008」「クリュッグ グランド・キュヴェ 164 エディション」。いずれも2008年のキュヴェだ。

第1楽章「Clarity(クラリティ)」は、アンボネイ村の単一区画で収穫されたピノ・ノワールのみを用いる「クリュッグ クロ・ダンボネ 2008」をイメージした独奏曲。第2楽章「Ensemble(アンサンブル)」は、2008年の理想的な気候条件がもたらしたテクスチャーと均衡を持つ「クリュッグ 2008」を室内楽で表現。そして第3楽章「Sinfonia(シンフォニア)」は、11の異なる年から選ばれた127種類のワインをブレンドした「クリュッグ グランド・キュヴェ 164 エディション」の寛容さを象徴する交響曲だ。

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マックス・リヒター(左)とジュリー・カヴィル。共鳴するふたりの探求精神が、シャンパーニュと音楽による新たな体験を共創する。

伝統的なオーケストラと電子音楽を融合させ、独自のスタイルを築くリヒターは、人の体験や背景を音へと昇華させる。今回のプロジェクトでも、シャンパーニュが持つ時間や感覚を超えるその特異性を、音楽という形で表現している。

クリュッグが長年受け継いできた創意工夫と、リヒターの一音への執着が交差するこのプロジェクト。それぞれの哲学とクラフトマンシップのあり方が、改めて提示される。

Every Note Counts

www.krug.com/maxrichter