1779年創業のスコットランド・アイラ島を代表するシングルモルトウイスキー、ボウモアがブランドリニューアルを発表。伝統の“白”から力強く上質な“黒”へとデザインを刷新するとともに、新たに「シェリーオークカスク」のシリーズをローンチした。
スコットランドの北西に連なるヘブリディーズ諸島の最南端に位置し、「ウイスキーの聖地」とも言われるアイラ島。スコットランド最大の都市グラスゴーから飛行機で45分ほどの距離にあり、島の約4分の1が厚いピート(泥炭)層で覆われるこの土地は、古くからピートを活用したウイスキーづくりが行われ、そのスモーキーなウイスキーは世界中で多くのファンを虜にしてきた。
なかでもボウモアは、アイラ島で現存する最古の蒸溜所であり、1779年の創業以来、250年近くにわたって変わらぬ哲学を守り継いできた名門蒸溜所だ。ゲール語で「大いなる岩礁」を意味するその名の通り、海に面した蒸溜所では、潮風が直接樽に触れることで他にはない香味を生み出してきた。海抜0mの波打ち際で浴びる潮の香りとピートの燻香、このアイラの土地の記憶をそのまま閉じ込めたようなシングルモルトゆえに、「アイラモルトの女王」と慕われる存在でもある。
そんなボウモアが、昨年12月にブランドのリニューアルを発表、ボトルのデザインを一新した。長年親しまれてきた伝統の“白”から、よりモダンで力強く、高級感と上質感を漂わせる“黒”へ──。これは単純な外装のデザイン変更に留まらず、1779年の創業から守り続けてきたフロアモルティング製法をはじめとする伝統的な手仕事、つまりはクラフツマンシップを継承しながら、現代のラグジュアリーブランドとしての成熟を表現する試みであり、新時代の幕開けを宣言するものと言えるだろう。
また今回のリニューアルを象徴する存在としてお披露目されたのが、後熟の仕上げにシェリー樽を使用した「シェリーオークカスク」のシリーズだ。従来のレギュラーボトルである「ボウモア 12年」「ボウモア 15年」「ボウモア 18年」「ボウモア 25年」に加え、「ボウモア シェリー 12年」「ボウモア シェリー 15年」「ボウモア シェリー 18年」の3本が新たにラインアップに加わった。シェリー樽由来の芳醇な甘みとボウモアならではのシーソルトが効いたスモーキーさが見事に調和した新シリーズは、ボウモアの新たな船出を祝うのにふさわしい仕上がりとなっている。
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ブランドリニューアルを祝う、「薪火料理」との特別なマリアージュ
昨年12月にはブランドのリニューアルを記念し、東京・代々木上原で注目を集めるガストロノミー「Ukiyo」にて、ペアリングランチイベント「BOWMORE BLACK VOYAGE」が開催された。テイスティングセッションでは、新発売の「ボウモア シェリー」3種を含め、生まれ変わったボウモアとともに、この日のためだけに考案された特別なペアリングコースメニューを提供。
スパイスと炭火、季節の情景を巧みに操る「Ukiyo」のシェフTOSHI AKAMAとソムリエ竹内直人が、食材の旨味を最大限に引き出す「薪火料理」と、ボウモアの持つエレガントなスモーキーさやシェリー樽由来の芳醇な甘みを掛け合わせ、互いを高め合う唯一無二のマリアージュを提案。「サムシング・ブラック」のドレスコードで黒の装いに身を包んだゲストたちは、ボウモアと薪火料理が織りなす五感に響く体験を思い思いに堪能、新生ボウモアに酔いしれていた。