【いま一番行きたい都内カフェ】モーニングから今川焼き、ヴィンテージ雑貨まで。ラジオが流れる「SUNDAE APART」で寄り道を

  • 写真:河内彩
  • 文:Pen編集部
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サンデー アパート

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今川焼き(1個¥480)を載せた器は、スタッフが店の空気感をイメージして焼き上げたもの。曲線のゆらぎが、手仕事のぬくもりを感じさせる。

蔵前のレトロな街並みのなかでひときわ細長い築60年超のビル一棟を、まるごとリノベーションした「SUNDAE APART」は、地下1階から4階までをゆるやかに編み上げた複合空間だ。店名が示す“サンデー”のように、甘さや遊び心、そして日常の居心地が層をなして重なる。

名物は、ロゴを大胆に焼き印したモダンな今川焼き。低糖度の茜丸あんこを使い、やさしい甘さに仕立てた一品は、熊本のGluck Coffee SpotやAppartementの豆で淹れるコーヒーと好相性だ。今川焼きを載せる器は、スタッフ自らが空気感をイメージして焼き上げたもの。ゆらぐ曲線が、手仕事の温度を静かに伝えてくれる。

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1階では、注文とともにスタッフとの何気ない会話も楽しみのひとつ。オーナーは、地元の和歌山県で美容師として活動しながら、神奈川県で喫茶店「喫茶SUNDAE」を経営。
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隠れ家バーのような静けさをたたえる地下1階。光を抑えた空間で、甘さとコーヒーの余韻にゆっくり浸りたい。
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暖かな配色と印象的なダイニングテーブルが迎える4階。街を見下ろしながら、時間を重ねる感覚を楽しめる。

 1階でオーダーした後は、地下の静かな空間でひとりの時間を楽しむもよし、光が差し込む4階で街を眺めながらくつろぐもよし。さらに、「アボカドトーストエッグ」や「タマゴサンドイッチ」といったモーニングプレートの提供もスタート。メニューはお店の公式SNSでチェックしたい。各階にラジオが備えられているのも、この店らしい気配りだ。ひとりで訪れても、音に包まれながら自然と肩の力が抜けていく。

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オーナーがLAOTOURからセレクトした国内外のヴィンテージ雑貨。ひとつひとつに物語が宿る。
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「部屋にあったら面白い」を合言葉に集められたヴィンテージピース。暮らしにささやかな遊び心を添えてくれる。

 2階には「部屋にあったら面白い」を合言葉に、照明やおもちゃなどLAOTOURセレクトの国内外ヴィンテージ雑貨や家具が並ぶ。どこか懐かしく、それでいて新しい。日常の延長線上にある小さな発見を誘う空間だ。甘いものを味わう場所でありながら、ここは“居場所”そのものを楽しむための拠点。蔵前の余白にそっと腰を下ろし、自分のペースで時間を重ねてみたい。

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店名ロゴを大胆に焼き印したモダンな今川焼き。どこか懐かしく、どこか新しい、この店の象徴だ。

SUNDAE APART

住所:東京都台東区蔵前2-3-4 ダイシンビル
営業時間:8時30分~17時
不定休
Instagram@sundae_apart_kuramae