【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】
『ロッコク・キッチン』
川内有緒 著 講談社 ¥2,090
東日本大震災から13年、福島浜通りの日常を追ってロッコク(国道6号線)を旅した記録。40年ぶりに双葉町に戻ったウメコさんがつくる祖母直伝の「いのはなごはん」。浪江町で働くインド出身のスワティカさんの「チャイ」。昼間は原発作業員、夜は本屋を営む武内さんの「クラムチャウダー」。『パリでメシを食う。』『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』など独自の視点でノンフィクションを記してきた著者が、食を通して福島のいまの声を集めた。共同監督を務めた本作のドキュメンタリー映画も2月に公開予定。