【新年度の格上げアウター】バーバリー、バブアー、ビームス…3月から羽織れる“一生モノ”の名品トレンチコート5選

  • 編集:Pen編集部
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新年度は、肩書きや環境だけでなく、自分自身の印象も更新したくなる季節だ。求めたいのは、軽やかでありながら決して軽く見られない一枚だろう。

トレンチコートは、単なる春のアウターではない。軍服に端を発し、映画や歴史の名場面を彩ってきた背景を持つ“物語のある服”だ。本記事では、『大人の名品図鑑』のアーカイブから、新年度にふさわしい“一生モノ”のトレンチコートを5着厳選した。

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「ALⅡ」/コヒーレンス 写真:宇田川 淳

①コヒーレンス「ALⅡ」|文学的背景をまとう“主人公”の逸品

アルベール・カミュのトレンチを着想源にしたコヒーレンスの「ALⅡ」は、文学的背景を持ちながらも、現代のビジネスシーンに静かな説得力を与える一着だ。ゆとりあるラグランスリーブと美しいドレープは、スーツの上から羽織っても窮屈さがなく、立ち姿を自然に整える。撥水性を備えたオリジナルファブリックは、春の不安定な天候にも対応。派手さはないが、知性を感じさせるカーキの色味が、会議室や取引先での第一印象を穏やかに格上げする。物語を背負いながらも、あくまで実務に寄り添う“働く紳士の一生モノ”だ。

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「ディスパッチ・ライダース・カジュアル」/バブアー 写真:宇田川 淳

②バブアー「ディスパッチ・ライダース・カジュアル」|歴史を感じるミリタリー由来

英国軍の伝令用コートを源流に持つこのモデルは、実用性を第一に設計された背景を持つ。バブアーらしいタフなリップストップコットンは、通勤や外回りといった日常の移動を支える堅牢さを備える。斜めに配されたポケットや独特なベルトディテールは、クラシックなトレンチとは異なる力強い印象を演出。ジャケットの上から羽織れば、ほどよい無骨さが加わり、若々しさと落ち着きを両立できる。新年度、アクティブな立場に変わる人にこそ似合う、機能と物語が同居する一着だ。

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「ウエストミンスター」/バーバリー 写真:宇田川 淳

③バーバリー「ヘリテージ ウエストミンスター」|“トレンチコート”の不動たる代名詞

『カサブランカ』でハンフリー・ボガートが着用していたようなトレンチの象徴性を、バーバリーの「ヘリテージ ウエストミンスター」は現代に継承している。英国で長く愛されるギャバジン素材の緻密さ、伝統的なエポレットやガンフラップなどの象徴的ディテールは、そのまま紳士らしい風格に直結する。裏地のヴィンテージチェックが控えめなアクセントになり、着こなし全体に落ち着いた品格を与える春のトレンチとして完成度は高い。ボギー流の無造作な着こなしも、美しいシルエットを損なわない。

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ダックス×サイ 写真:宇田川 淳

④ダックス×サイ「コラボトレンチ」|正統派と職人技の結晶

『ルパン三世』と銭形警部の世界観からインスピレーションを受けた一着。英国老舗ダックスと日本発のブランド・サイのコラボモデルは、クラシックな正統派トレンチを基盤に、現代的なテーラリングを施している。日本国内での熟練仕立てによる精緻な縫製やラグランスリーブの採用は、動きやすさと品格を両立。雨風を受け止めつつ軽やかにまとえるため、3月の季節の変わり目にも安心感を与える名品だ。

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ビームスF×ヴァルスター 写真:宇田川 淳

⑤ビームスF×ヴァルスター「別注トレンチ」|映画的シルエットを現代に

名優スティーブ・マックイーンが映画『マンハッタン物語』で着こなしたトレンチが味わい深いように、ビームスFが別注したヴァルスターのモデルは、クラシックな美学を現代の生活に落とし込む一着。高密度ギャバジン素材や取り外し可能な裏地で3シーズン対応可能な汎用性、Iラインのシャープなシルエットは、紳士の春の装いに軽やかさと凛とした佇まいを与える。映画のような物語性を感じさせるデザインは、日常の着こなしを特別にしてくれる。

ビームスF×ヴァルスター「別注トレンチ」についてもっと知る

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時代を越えて語り継がれてきた名品トレンチは、この春の新しいイメージにも、静かな説得力を添えてくれる。これから始まる新年度をともに歩む一枚として、自分だけの“格上げ”を見つけてほしい。

大人の名品図鑑

流行や時代に左右されることなく、大人の紳士としてもっておくべき価値あるものをご紹介。テーマを決め、アイテムを毎回変えて徹底解説。1カ月通してみると、ひとつのスタイルが見えてくるはず。たとえば、スティーブ・マックイーンなど偉人の愛用品、アメトラ、プレッピーといったスタイルを主語にしたテーマなどを取り上げます。あなた好みの永遠の定番品を見つけて下さい。