【シンガポールから世界へ】さらりと“本気”なコーヒー店「アルケミスト」。東京のオフィス街にできた新店で至高の一杯に出会った

  • 写真・文:一史
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「アルケミスト京橋(Alchemist Kyobashi)」。
2026年4月3日(金)オープン。

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東京・京橋駅(地下)のほぼ真上に位置するアルケミスト京橋は、日光がたっぷりと降り注ぐクリーンな空間。
オフィス街に出現した、味の追求に全力を注ぐコーヒーショップです。
自家焙煎のシングルオリジン、ブレンド、エスプレッソを提供。
スペシャルティコーヒーを丁寧にハンドドリップして淹れてくれます。
(手仕事の味に近いバッチブリューのマシンも導入)

メニュー豊富な一般のカフェとは別ものです。
甘いドリンクはモカくらいしかないんじゃないかなぁ?
フードもパンが数種類だけ(ただしゴントラン シェリエです)。
イートインスペースは電源コンセント装備で、ノマドワーカーや打ち合わせシーンを想定した構造。
脳を覚醒させるおいしいコーヒーを片手に、ちょっとした仕事をこなすのがベストな利用方法でしょう。
国際色豊かなオフィスワーカーたちが足早に行き交う京橋エリアと、アルケミストはとても相性がよさそう。
街に溶け込むコーヒーショップとして定着しそうな予感です。

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16年にシンガポールで誕生したアルケミストが日本初上陸したのが25年6月。
まず青山(渋谷寄りの246通り沿い)につくり、その後浅草にも設けて今回の京橋で3店舗めです。
アルケミストについての詳しい解説はアーカイブ記事、
Pen Online
『若い世代のコーヒー文化は世界共通? 初上陸「アルケミスト」が日本でも“錬金術”を巻き起こすか!』
(https://www.pen-online.jp/article/019125.html ←コピペアクセスをお願いします←記事内のリンクすべて同様)
で述べていますので、ぜひのちほどチェックなさってくださいませ。

京橋には「オープンするよ」とのご案内をいただき当日の営業時間に行きました。
メイン通りに面した広い店舗と知り、
「オフィス街の癒し空間になるんだろうなあ」
とワクワクして撮影することに。
マネージャーのKANAさん(記事内写真のバリスタ女性)に快く承諾していただきました。
KANAさんは運営側の人で、ふだんは店にいません。
猿田彦珈琲→フグレン→アルケミストという経歴の持ち主。
会話がめちゃ巧みで明るく、皆さんが訪れたとき運よく会えたらラッキーですよ!

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ラッキーといえば、内装を担当したクリエイターの方々にお会いできたのも嬉しいハプニングでした。

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植栽を手掛けたのが、植物がある空間づくり「Kokyu」のおふたり。
(https://atelierkokyu.com/)

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「廃材をアップサイクルした家具が使われることを念頭に置きつつ、“植物や石があるべきところにある”自然な印象の内装にしました」
そう話してくださったように、ビルが立ち並ぶオフィス街のなかで、やりすぎないインテリア表現が心地よく感じました。
たまにしか行かない華やかなイベント会場やパーティ会場ならドヤ顔内装も楽しいものですが、毎日の生活で触れるならナチュラルなほうがホッと癒されるときがあります。
樹齢を経た植物もあえて置くアルケミスト京橋は、そんな空間を狙ったのでしょう。

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より力が注がれたオブジェクトが、天井から吊り下げられた巨大なプランツ。
本国シンガポール在住のアルケミスト社長ウィル・レオさんによる、「店内に生息しているようなプランツを京橋店に」との希望を叶えた品。
Kokyuのおふたりは週一で店を訪れ、水を注いだり伸びたツルをカットする手入れが欠かせないそう。
1年ほど経ったらどう成長してるか楽しみですね!

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もうひとつの注目内装が、テーブル、椅子、棚、フレームの木材インテリア。
主に日本家屋の廃材をアップサイクルしたプロダクトです。

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新品のごとく表面をきれいに削り取った木材もあれば、意図的に廃材感を強調したものもあり。
建築の木組みの継ぎ跡を、それとわかるように補修したり、逆に穴をそのまま残したり。
来店者のうち「気づく人は気づく」程度のさりげなさが小粋です。
コーヒー豆は、農園で栽培する天然の植物ですから。
コーヒーを真摯に追求する店が、自然環境に負荷を掛けない活動にも熱心なのは必然かもしれません。

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店内では窓際がいま、内装コンセプトの解説ギャラリーになってます。
ご興味ある方は現地でぜひ。
なお家具類を手掛けたのは、江東区南砂に工房とオフィスを構える「SET UP」。
(https://setup-tokyo.jp/)

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アルケミスト京橋が出店したビルは、日本一高層なハイブリッド木造オフィスである「第一生命京橋キノテラス」。
鉄骨と木材でつくられています。
まさにアルケミストの内装と合致する世界観。
アウトドアのパタゴニアも同じ1階フロアに出店してますね。

ファッション周辺が主な仕事対象のわたしは、正直なところ京橋駅を利用することがほとんどありません。
でもここから徒歩5分強の銀座一丁目駅はときどき使います。
(祖父の代から世話になってる弁護士&税理士事務所がありまして)
ここに出掛けたとき立ち寄れる最高のコーヒーショップができたのは嬉しい限りです。

ところで様々なコーヒー豆があるなかで、ふだんオレンジ系・酸味系・すっきり系好みのわたしが夢中になった豆が「GARGARI GUTITY SN」。
KANAさんに薦められて飲んでみたら……、
「なんだこれ、うまっ!!めちゃジューシーで、でもナチュラル製法の独特な臭みがなくすっきり。心からおいしいと思うナチュラルに出会ったの初めてだっ」
ぶどうジュースのような香りも絶品です。
味もベリー系ですね。
産地はアフリカ・エチオピアのゲデブ。

感動のあまり一袋購入しました。
150g 3,150円。
高騰してる現在のスペシャルティコーヒーの相場だと、やや高めくらいで違和感はありません。
ディープで複雑な味わいを考えると、むしろ値頃に思えます。
一杯で得られる経験値が高いですから。

「豆は気になるけど、京橋も青山も浅草も行けないなぁ」って人は、アルケミストのオンラインで注文する手があります。
リンク貼っておきますので(こちらもコピペアクセスで)よろしければどうぞー。

https://alchemist.global/ja-jp

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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