歌手・女優のゼンデイヤと、スポーツブランドのOnがコラボしたアパレルとシューズが登場します。
そのプロモーション映像が素晴らしい!
クレイアニメーションに近いコマ落とし手法の作品です。
キモはミュージックビデオの大御所であるスパイク・ジョーンズ監督が手掛けていること。
同監督によるFKA TwigsをフィーチャーしたApple「HomePod」のPR映像を彷彿させる、コンテンポラリーダンスのファンタジー世界。
音楽はクラシカルなピアノ演奏(←優雅でかわいい)
色彩、音楽、白くクリーンな空間、人物の豊かな表情と動き、おもちゃ箱のようなムードが一体になり、観る人の心を優しく包み込みます。
たった3分3秒の時間なのに、一本の映画を見たように満たされた気持ち。
なんども見返してしまいます。
自ら踊れて、踊りの指導もできるジョーンズ監督だからこそ生み出せた美しき傑作PR映像です。

ゼンデイヤとの今回のコラボラインは、ヨガやワークアウトを彷彿させる女性向けのデザイン。
男性で似合う人は限られるかもしれません。
わたしは2025年にゼンデイヤとOnがコラボしたときシューズを購入しました。

↑ これがその私物。
名称は「クラウドティルト ムーン」で、従来の「クラウドティルト」を華奢にアレンジしたモデル。
Onの公式サイトでまだ売ってますから、ご興味ある方はどうぞ。
このシューズも今回のコラボも、ゼンデイヤを14歳のときからスタイリングして蜜月な関係にある、セレブ御用達のスーパースタイリスト(本物の実力派)のロー・ローチが深く関わっているようです。
PR映像の2分ほどに登場するロン毛の人がローチ。
実際のデザインワークは裏方のローチが主導したのかもしれませんね。
ジョーンズ監督の映像は、ゼンデイヤのかわいさを前面に押し出すプロット。
ポリコレ発想をするなら、「アジア人はひとりも登場しないんだねー」と違和感を覚える部分もなくはないのですが。
(アジア人の顔つきと体型が似合いそうな映像なのに)
まぁ、野暮な邪推ってものでしょうか。
さてご参考までに、同監督によるHomePodの2018年の映像がこれです。↓
動かせる実物の大規模なセットを組み、一部の人物合成以外の多くをアナログで撮影した真に迫るファンタジー。
FKA Twigsのなんと魅力的なことか!
ミュージシャンとしての実力に加え、ダンサーとしても最高という事実が判明してます。
制作舞台裏のドキュメント映像がこちら。
ジョーンズ監督のビジョンがどれほど明確なのか、そして自らそれを演者に伝えるスキルの高さに驚愕させられます。
品よく知的なこうしたPR映像やミュージックビデオが、もっと増えていくと楽しいですね。

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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