パネライとホカ、見た目を裏切る「無重力」のボリューム感を味わおう【靴と腕時計 Vol.15】

  • 写真:丸益功紀(BOIL)
  • スタイリング:野上翔太
  • 文:Pen編集部
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腕時計¥3,179,000/パネライ(オフィチーネ パネライTEL:0120-18-7110) スニーカー¥24,200/ホカ(デッカーズジャパンTEL:0120-710-844) ブルゾン¥127,800/ポスト アーカイブ ファッション(postarchivefaction.com 

「靴と腕時計」Vol.15


スタイルの要となる“靴”と“腕時計”——。両者のベストなマッチングを考える。今回は、圧倒的なボリューム感という視覚的なインパクトを持ちながら、それに相反する驚異的な「軽さ」を実現した、パネライとホカの革新的な名品を合わせる。

タフな重厚感に秘められた、ストレスフリーな着用感

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左:パネライ「パネライ サブマーシブル マリーナ ミリターレ カーボテック」 右:ホカ「ボンダイ9」

今回選んだスニーカーは、極厚ソールのパイオニアであるホカのラインナップにおいて、最高峰のクッション性を誇る「ボンダイ 9」だ。ひと目見ればそのボリューム感に圧倒されるが、足を入れた瞬間にその見た目を裏切る無重力のような軽さと、弾むような柔らかい履き心地に驚かされるはずだ。隅々までアップデートされた最新作は、日々のランニングシーンはもちろんのこと、この色数を抑えたオールブラック(BBLC)モデルであれば、どんなスタイルの足元にも絶妙な抜け感とモダンな空気を与えてくれる。

この足元に合わせたいのは、イタリア海軍の特殊部隊をルーツに持つタフなダイバーズウォッチ、パネライ「サブマーシブル マリーナ ミリターレ カーボテック」だ。 47㎜という大ぶりなケースサイズと堅牢なリューズプロテクターは、まさに無骨なミリタリーウォッチ然としている。しかし、ケース素材に使用されている「カーボテック™」は、カーボンファイバーのシートを特定の温度と高圧で圧縮したハイテク素材であり、チタンよりも軽く、ステンレス・スティールよりも外部からの衝撃や腐食に強いという特性を持つ。手首にのせると、その巨大な外観からは想像もつかないほど軽快だ。マットブラックの表面に浮かび上がる、木目のような独特のテクスチャーが静かなる凄みを演出している。

このふたつに共通するのは、極限のボリューム感と、素材の革新が生む圧倒的な軽さである。分厚いクッションソールと、47㎜の巨大なカーボンケース。どちらも視覚的には極めて重厚でありながら、最先端のテクノロジーを駆使することで、身に纏う者の物理的なストレスを完全に排除している。全身を漆黒で統一したタフな佇まいのなかに、ふわりとした快適な着用感を隠し持つ。これこそが、現代の都市を生き抜く大人にふさわしいスタイルだ。

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パネライ サブマーシブル マリーナ ミリターレ カーボテック/自動巻き、カーボテックケース、ケース径47mm、パワーリザーブ約3日間、30気圧防水。¥3,179,000

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