【今週のアート記事ベスト3】海底美術館に、最上級の音探し、“巨大アルマジロ球場”まで、いま知りたいトピックを一挙公開!

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    海底にある美術館や最上級の音を探せる展示イベント、そしてラスベガスの砂漠に出現した“巨大アルマジロ球場”まで。建築とアートそれぞれの視点で世界の“いま”を映し出す、今週の注目記事を3本をお届け。

    第3位 【ブラウン名作40点超が集結】ディーター・ラムスの伝説オーディオ、音まで聴ける展示開催

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    1960年代のブラウン オーディオ製品。年代ごとの特徴がよくわかる展示だ。

    デザイン家電の嚆矢として、ニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションにも製品が収蔵されるなど、デザイン史に残る数々の名作を世に送り出してきたメーカーがブラウンだ。 

    同社デザインチームのチーフデザイナーだったディーター・ラムスは、1950年代後半からおよそ40年にわたり、500もの製品を手がけ、一時代を築いた。中でも高い人気を誇るのがブラウン オーディオと呼ばれるオーディオ製品だ。「Less but better」、つまりは“より少なく、より良く”の理念によって生み出されたデザインは、今もなお、多くの人々を魅了する。

    年々希少性が高まるこの時代のブラウン オーディオ製品だが、それらが40点以上も集まり、展示販売される待望のイベントが、東京・世田谷区経堂にある「コモン アンコモン ギャラリー」で5月6日まで開催中だ。タイトルは「ブラウン オーディオ ザ フォーム オブ クワイエット Vol.2」。

    ブラウンの名作が集結した展示をもっと見る

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    第2位【海底に22台の車】ビーチ沖に広がる“水中美術館”…10年計画の壮大プロジェクト始動

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    マイアミビーチの沖合、水深6mの海底にコンクリート製の実物大の車22台が沈んでいる。サンゴに覆われ、魚の住処となったとき、作品は初めて「完成」するという。全長約11km、10年かけて拡張される水中彫刻公園「リーフライン」の第一歩がスタートした。

    アメリカ大西洋岸の南部、マイアミビーチ。沖合240メートルの海底に、22台の“車”が整然と並ぶようにして沈んでいる。アルゼンチン出身のアーティスト、レアンドロ・エルリッヒ氏の手による彫刻「コンクリート・コーラル」だ。

    “水中美術館”をもっと見る

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    第1位【巨大アルマジロ球場】ラスベガス砂漠に出現…MLB新本拠地の奇想建築が新たなランドマークに

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    © Negativ

    ラスベガスの目抜き通り「ストリップ」の南端に、金属の鱗をまとった巨大な“アルマジロ”が姿を現しつつある。正方形の金属パネルに覆われた5つのアーチが幾重にも折り重なったその姿は、まさにアメリカ南西部に生息するアルマジロのシルエットそのものだ。

    この建造物こそ、2028年からMLBアスレチックスの新天地となる球場「ラスベガス・ボールパーク(仮称)」だ。設計を手がけるのはデンマークの建築設計事務所のBIG(ビャルケ・インゲルス・グループ)(https://big.dk/projects/athletics-las-vegas-ballpark-16435)とHNTB。トロピカーナ通りとリノ通りの間、約9エーカー(東京ドーム1個弱の広さ)の敷地で、3万3000人収容の屋根付き球場の建設が進む。BIGは、2018年にオークランドで進められていたアスレチックスの球場計画から同球団との協業を続けてきた。

    建築設計事務所BIGの設計では、完成すればエントランスの巨大なガラス壁越しに、ストリップとニューヨーク・ニューヨーク・ホテルのスカイラインが視界に広がる。金属の外装は昼は陽光にきらめき、夜にはストリップのネオンに染まるという。

    “巨大アルマジロ球場”を見る