1977年にニューヨークで創業し、ウォーレン・バフェットが2022年まで行っていたチャリティ昼食会の会場として使われていたほか、世界中の人たちに愛されてきたクラシック・ステーキハウス「Smith & Wollensky(スミス アンド ウォレンスキー)」が、ついに日本に上陸。5月1日に東京・銀座にオープンした。
店内は、メインダイニング、バーラウンジ、プライベートルーム(個室)を擁する全3フロア構成。全体がクリエイターやエグゼクティブが集い交わるニューヨークの知的な社交場を再現したインテリアで彩られ、目的や状況に応じて、さまざまな使い方ができる利便性の高さも魅力のステーキハウスになっている。
バーラウンジでは週に4日のペースでジャズの生演奏が行われ、まるでニューヨークにいるかのような臨場感とともに食事を楽しめる。
このフロアにはバーカウンターもあるので、食事のあとに移動して、ジャズを聴きながらステーキの余韻とともに好きなお酒を楽しむのもいいだろう。
そして、肝心のステーキだ。提供されるのはドライ・エイジング・ステーキで、店内の専用熟成庫で最大28日間熟成されたもの。
中でも看板メニューの「北海道スウィンギングトマホーク」は、吊るされた状態で登場し、客の目の前で仕上げを行う、インパクト抜群のステーキ料理だ。
仕上げでは、専用ブロイラーで精密な火入れを行った肉に、この店の熟成肉から抽出した特製牛脂を、バーナーで炙りながら肉全体にまとっていく。
これによって肉本来の芳醇な香りを引き立て、食欲が一気にそそられる。そして、ポタポタと滴り落ちる牛脂と肉汁は、つけ合わせのポテトに降り注ぐ。
その後、牛肉を適切なサイズにカットし、テーブルへと運ばれる。
肉を休憩させながら両面をじっくり焼くことで、肉汁やうまみを封じ込めた「北海道スウィンギングトマホーク」。肉本来の味わいを楽しむために、味つけは塩のみ。さらにお好みでブラックペッパーを加えてもよい。
肉々しさを品良くまとめた味わいに、胃袋はもちろん、心まで満たされる。気分も向上し、明日への活力が漲るかのようだ。
ちなみにステーキナイフはオリジナルを使用。このナイフは手に持った時の絶妙な重さやバランスと、なんのひっかかりもなく肉がスッと切れる切れ味が素晴らしく、肉のカットがストレスフリー。最高の肉を味わうことに全集中できるのが嬉しい。
一方、魚介類にも看板メニューが用意されている。それが旬の魚介が盛られた「シーフードタワー」だ。
撮影当日は、ロブスターをはじめ、クラブシュリンプ、オイスター、ツナタルタル、タコカクテルの盛り合わせだった。季節や当日の仕入れ状況などによって内容が異なるため、価格は時価となっている。
「シーフードタワー」に添えられるのは4種類のソースで、これがいずれも絶品。
たとえば、濃厚で少しピリ辛のマヨネーズに似た味わいのコニャックソースはどんな魚介にも合いそう。生のオイスターには、やはり酸味のある赤ワインビネガー風味のミニョネットソースが定番として相性抜群。いろいろ試してみて、自分なりに素材とソースのベストマッチを見つけて楽しみたい。
ワインは450種類以上、およそ2000本がワインセラーに用意されている。そのうちの3種類はオリジナルだ。
ソムリエに相談しながら、自分の好みと料理との相性などを踏まえて、合わせるワインを決めるのもいいだろうし、せっかく「スミス アンド ウォレンスキー」に来たのだから、まずはオリジナルのワインを飲んでみるのもありだろう。
ウイスキーで注目したいのが、鹿児島市の御岳蒸留所とコラボしたオリジナルの「スミス アンド ウォレンスキー シングル モルト」。これはこの蒸留所の創業初年度にあたる2019年に蒸留された原酒を、ファーストフィルのオロロソ・ソレラシェリーバット、つまりオロロソと呼ばれるシェリー酒の熟成に初めて使われた樽によって静かに熟成されたシングルモルトだ。
ドライフルーツの濃厚な風味に、樽由来のバニラが穏やかに重なり、厚みのある調和のとれた味わいが、ドライ・エイジングビーフの旨味をより一層引き立ててくれる。
実はステーキにウイスキーはよく合うし、このシングルモルトはステーキとのペアリングを前提に味わいが設計されている。だからこそ、ぜひトライしてみたい。
食事のあとに待っているのが、別腹デザートだ。名物は「ギガンティックチョコレートケーキ」で、直径36cm、高さ15cmの超巨大なホールケーキを12等分にカット。1等分が、ミルク感の強いさっぱりした生クリームとともに提供される。
濃厚な味わいながらしつこさはなく、ひとりで平らげてしまう人がいることも納得の、質、量ともに大満足のデザートだ。
あまりに巨大な「ギガンティックチョコレートケーキ」ゆえ、完食できない場合は、お持ち帰りが可能。むしろその前提で専用のドギーバッグが用意されている。
ちなみにティータイムに大人数で訪れて、コーヒーや紅茶とともに「ギガンティックチョコレートケーキ」をみんなでシェアするのもありだ。
また、ランチは、銀座店限定のランチプランとして、映画『プラダを着た悪魔』(2006年)で「スミス アンド ウォレンスキー」が登場するシーンをイメージした「ランウェイのランチ」(¥14,000)と、ウォーレン・バフェットのチャリティランチをイメージした「フォーチュン・パワーランチ」(¥17,000)がラインナップしている。
「スミス アンド ウォレンスキー」は、11時から23時までの通し営業ということもあり、プライベート、デート、ビジネス、ファミリーなどさまざまなシチュエーションに合う使い勝手の良さも魅力。
日常的な利用はもちろん、記念日やここぞという時にも最適な特別感満載のステーキハウスなのだ。
Smith & Wollensky GINZA
住所:東京都中央区銀座5-8-15 清和銀座ビル12F
営業時間:11時〜23時
定休日:なし
https://www.smithandwollensky.jp/