超話題のリカバリーウェアBAKUNE。「結局どれを買えばいい?」正解アンサーの服はこれだ!【着る/知る Vol.202】

  • 写真・文・編集:一史
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リカバリーウェアとは血行促進して健康をサポートする機能的な服のこと。写真の上下セットアップは、BAKUNEシリーズを大ヒットさせたテンシャルによる日中用のリカバリーウェア。

「リカバリーウェア」という10年前なら聞き覚えがなかった言葉を、街中でもメディア情報でもよく見かけるようになった。「近年の日本でもっとも熱いファッショントレンド」と言えるほどの人気ぶりである。
血行促進して疲れを癒すこのリカバリーウェア市場を生み出し、牽引役としてトップを走り続ける商品が「BAKUNE(ばくね)」。睡眠環境をサポートする服だ。

BAKUNEは種類がたくさんあり、「どれを買えばいい?」とお悩みの人も多いはず。そこで今回のPen Onlineファッション連載「着る/知る」は、BAKUNEを開発・販売する会社「テンシャル(TENTIAL)」を訪れて大人男性のベストチョイスになる品をリサーチ。着たカッコよさも重視した「これを買えば間違いなし」のアイテムを選んできた。

さらに「素肌に着るのが正解?」「暑い真夏でも血行促進のリカバリーウェアは必要?」といった様々な疑問もクリアにしている。BAKUNE及びリカバリーウエア、さらにテンシャルについての知られざる秘密を、6項目にわけて解き明かしていこう。

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1. BAKUNE入門は「Dry」で決まり

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糸にセラミック鉱石を混ぜた生地により、睡眠時の疲労回復効果を期待できる寝間着。一般医療機器(クラスⅠ)として認可されている。「BAKUNE Dry Men's」上下セット ¥24,860。

「まず試してみたい」そう考える人の最適解が「Dry」の上下である。BAKUNEの定番にして大ベストセラー。真冬では生地がやや薄いものの、年間通して愛用する人が多いスタンダードだ。

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Dryはオーセンティックなシルエットのリラックスした着心地。ポリエステル100%だが高級感があり、部屋着としてずっと着ていたくなる。シューズ「リカバリーサンダル プロスライド」¥11,880。

プルオーバーもパンツも袖先、裾にリブがなく、着脱時もストレスフリー。着ていることを忘れそうな軽さだ。速乾性が高い生地で汗のベタつきが少なく、不快感なく寝続けられるのがDryの機能面での特徴である。

なおテンシャルの公式オンラインストアでは「上下セット」だけが表示されるが、商品ページに入れば単品オーダーできる。体型に応じて、またはスペアや色違いなど自分流にカスタマイズして注文できる。

ここでひとつテンシャルに教えてもらったウンチクを。上下セットの販売を基本にしている大きな理由は、「『一般医療機器(クラスⅠ)』の届け出を上下セットで行っているから」だそうだ。 血行促進の効果をより実感してもらう目的で、同社は単品より上下セットを推奨している。

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BAKUNEの仕立ては、寝返りを打つ動作や、横になった状態での快適さも計算されている。特殊な生地の血行促進機能は、洗濯を繰り返しても劣化しにくい。

クラスⅠの一般医療機器は「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」の定義によると「不具合が生じた場合でも、人体へのリスクが極めて低いと考えられるもの」である。届け出をすれば製造販売できる位置づけの商品だ。クラス II以降になると第三者認証機関による認証が必要になり、製造販売へのハードルが高くなる。

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2. 夏は部屋着にもなる「Mesh」で過ごす

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細かなメッシュ生地がスポーツウェアのような夏のセットアップ。ポリウレタン混合で伸び縮みの柔らかさも抜群だ。「BAKUNE Mesh」上下セット ¥23,980。

夏の寝間着は汗を素早く乾かし、身体を快適に保ってほしいもの。その願いに応えたのが半袖Tシャツ+短パンの「Mesh」である。風を通すさらさらのメッシュ生地で、ストレッチ性も抜群。着ている抵抗感を限りなく減らしてくれる上下セットだ。

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リゾートへの旅にも持っていきたい鮮やかなオレンジカラー。Meshは黒やグレーなどの落ち着いたトーンもあるからお好みで。シューズ「リカバリーサンダル プロフリップフロップ」¥11,880。

この服にも身体を血行促進する機能がある。気温が高い夏でも筋肉のコリなどの改善や疲労軽減を期待できる。

色バリエーションが多いMeshのうちここに選んだのは、現物を比較したなかでとくに発色が美しいと感じた「Orange(オレンジ)」。家周辺での日常生活に着ていられる、アロハシャツのようにポジティブな気分のセットアップである。

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3. 仕事中でも血行促進させたい

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「リカバリー機能を日中でも」の声に応えた、仕事着にもなる新機軸のデイリーウェア。「ライトニット」上下セット ¥25,960。

寝間着であるBAKUNEに続き、テンシャルが力を入れているのが日常のワークシーンで身につける服である。ここに掲載する「ライトニット」がその代表アイテム。気軽に洗濯できる化繊素材で、厚みとハリがあり身体のラインを拾いにくい。品のいい印象になるため仕事の場にも着ていける。BAKUNEには胸にロゴマークがついているが、この服にはない。裾に「T」マークだけのさりげなさも、ワークシーンに向く理由のひとつだ。

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ニットだが太い化繊糸を使いハリを出しているため、だらしない印象にならない。同シリーズにはほかにポロシャツなどもある。シューズ「リカバリーサンダル ストラップ」¥15,950。

BAKUNEと同様に血行促進する機能を有している。冷房が効きすぎるオフィス、冷たいドリンクの飲みすぎ、デスクワークでの筋肉のコリが気になる人の手助けになるかもしれない。1日のなかで身体の状態の変化が著しい夏場こそ、リカバリーウェアのサポートを受けよう。

こちらも単品購入できトップだけ、ボトムだけ入手するのが可能だ。

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脇下の編み模様は、ニット特有の「目減らし」と呼ばれる成型編み技法。Tシャツにはないこうした上品なディテールが大人の洒落感を生む。

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4. リカバリーは特殊なセラミックのパワー

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テンシャルがパートナーシップを組む生地の開発者は、テキスタイル商社の豊島。「セルフレイム」の名称でブランド化している。

テンシャルのリカバリーウェアに用いられている共通の繊維が「セルフレイム(SELFLAME)」。特殊セラミックの粉体が練り込まれている。身体から放射された遠赤外線の熱エネルギーを吸収し、肌へ輻射(ふくしゃ)することで血行促進する仕組みだ。

BAKUNEは寝間着としての寝返りのしやすさや着心地に至るまで、睡眠環境全体を考えた設計がなされている。より効果的に身につけるには、これ一枚で素肌に直接触れさせるのがいいようだ。

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5. 隠れた銘品、リカバリーサンダルがブレイク中

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テンシャルが競合が多い分野に参入してでも覇権を狙う自信作のリカバリーサンダル。写真上:「リカバリーサンダル ストラップ メンズ」(※ 5月14日発売予定のリニューアル版)¥15,950、下「リカバリーサンダル プロフリップフロップ」¥12,980。

意外なようだが、2018年にテンシャルが創業した最初期の商品はシューズの中に入れるインソールだった。高機能インソールは現在も販売されている。ルーツであるここから派生したともいえる人気上昇中のアイテムがリカバリーサンダルだ。
履くアスリートたちからのフィードバックを受けたり、日本人40万人(※テンシャル談)の足型を解析するなどで日々進化させているサンダルシリーズである。

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ラップ状に巻き付けたベルクロ留めストラップがしっかりと足を支え、軽快な足運びを促す最新型サンダル。寒い季節はソックスと組ませても似合いそうだ。

ウーフォスやホカといった世界的に有名な樹脂サンダルを日頃履く人も、トライする価値がある完成度の高さである。日本人に合う設計という観点だけでも心くすぐられる人は多いのではないか。

ここにセレクトしたモデルは、街中で履きたくなるスタイリッシュな2型。ロゴが目立たず、大人がオフィス内などの仕事シーンで使いやすい点も優れものだ。

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6. 急成長したテンシャルのビジネス

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テンシャルが2022年にオープンさせた、東京・丸の内にある初直営店「TENTIAL 新丸ビル」。写真提供:テンシャル

BAKUNEを看板商品にして、東京駅近くのビジネス街にある新丸ビル、ファッション百貨店の雄である伊勢丹新宿店などの有力な商業施設に次々に出店しているテンシャル。

若い時期に病気でプロサッカー選手への道が絶たれた経験を持つ代表取締役 CEOの中西裕太郎さんの創業時の想いは、「健康でなければ、挑戦すらできない」という考え(※ 生まれつきの病気や難病と闘う人の可能性を否定する意味ではない)。この原体験から「健康に前向きな社会を創り、人類のポテンシャルを引き出す」というミッションを掲げた立ち上げ秘話がある。

WBCでは侍ジャパンを製品でサポート。ANA国際線ファーストクラスへの製品導入、ホテルなどとの協業のようなターゲット層にダイレクトに響かせる活動にも熱心だ。

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今年2月にリニューアルした、テンシャル3店舗めにして関西初の直営店「TENTIAL 阪急うめだ本店」。写真提供:テンシャル

現在のリカバリーウェアの分野では、多くの他社が参入し群雄割拠の様相を呈している。圧倒的なブランド力を誇るテンシャルがこれからどのような動きを見せ市場を発展させていくのか、ますます注目度が高まりそうだ。

TENTIAL

https://tential.jp/

 

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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