【映画館の上に“ワイン図書館”】映画監督らが築70年の建物を再生した、最新カルチャー拠点

  • 文:平原千波
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BANGKOK バンコク/タイ

ワインバー&ダイニング

ブルゴーニュの小規模生産者や中欧の希少なワインまでを揃えるワインバー&ダイニング。映画鑑賞後はワインやフードとともにゆっくり過ごせる。上映前に軽く一杯もよし。

 独立系映画館がほとんど存在しないバンコクにおいて、「映画体験をより豊かなものにしたい」という映画監督のナッチャノン・ヴァナの思いに、エンターテインメントやクリエイティブ業界の有志15人以上が賛同。築70年を超える建物のレトロな佇まいを活かして再生し、25席の映画館、ワインバー、図書館を備えた複合的文化空間「SALA saneha」が誕生した。3階はインディペンデント作品やタイ映画を中心に、新進気鋭のクリエイターの作品も上映するシネマ、2階には約2000本のワインを収蔵するワインバーと、東南アジア関連の蔵書が並ぶ図書館を併設。映画と食、空間がゆるやかに交差するこの場所は、都市の中で新たな文化が息づく拠点となる。

趣あるエントランス
元は宝石店だった建物の風合いを活かした、趣あるエントランス。映画は1日2回上映される。