サッカー界の“怪物”が、ついに世界最大の祭典へと足を踏み入れる。マンチェスター・シティの絶対的エースであり、ブライトリングのアンバサダーを務めるアーリング・ハーランド。ノルウェー代表として28年ぶりのワールドカップ出場を目前に控えた彼に、Pen Onlineは独占インタビューを敢行した。
世界を熱狂させるストライカーが見据える「次世代への遺産」、そして彼が愛用するブライトリング「クロノマット」が体現する哲学とは。ピッチ上の圧倒的な存在感とは裏腹に、誠実かつ情熱的な言葉で語られたその素顔に迫る。
28年ぶりの悲願。W杯への情熱と「チーム・ファースト」の精神
マンチェスター・シティでの凄まじいゴールラッシュ、そして数々のタイトル獲得。25歳という若さにして、アーリング・ハーランドは現代サッカー界における最高峰の頂に君臨している。しかし、彼にはまだ手にしていない、そして誰よりも渇望していた舞台があった。それが「ワールドカップ」だ。
ノルウェー代表にとって、28年ぶりとなる本大会出場。歴史の扉をこじ開けたエースの表情には、並々ならぬ決意が滲んでいた。
「28年という歳月の重みは十分に理解しています。自分自身にとっても、そしてノルウェーという国にとっても、この舞台に立てることは本当に特別なことで、言葉では言い表せないほどです」
ハーランドはインタビュー中、一貫して「チーム」という言葉を強調した。
「僕にとっては、常にチームが第一です。チームがうまく機能すれば、個人の結果は自然についてくるものだと思っています。個人だけにフォーカスしていては勝つことはできません。必要なのは11人全員であり、チームが一体となって機能してこそ、個々のパフォーマンスも発揮されるのです」
この「自分を誇示するのではなく、チームの一員として最高の結果を目指す」という姿勢は、彼がパートナーシップを結ぶブライトリングの哲学とも深く共鳴している。
「ブライトリングのアプローチにはとても共感しています。僕は昔から腕時計を身につけるのが好きで、それは自分のスタイルの一部なんです。腕になにも着けていないと、どこか物足りなく感じるくらいです。ラグジュアリーさと、よりカジュアルで親しみやすい感覚とのバランスが気に入っています。もちろん、シーンによっても変わります。より洗練されたものを選びたい時もあれば、もっとシンプルでスポーティなものを好む時もあります。でも全体として、このアプローチが自分には自然に感じられるんです」
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新作「クロノマット」が刻む、ストライカーの新たな時間
インタビューの合間、ハーランドの逞しい手首で鈍い輝きを放っていたのは、ブライトリングのアイコン「クロノマット」の新作だった。1980年代、イタリア空軍のアクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」のために誕生したこのモデルは、コックピットで7Gの負荷にも耐えうる圧倒的な機能性を持ちながら、日常においても快適かつスタイリッシュに着用できるタイムピースとして開発された。
「気に入っています。僕にとってサイズ感もちょうど良くて、本当にこのサイズが好きですね。もちろん、新しいモデルにはいつもワクワクします。昔からいろいろな時計が好きでしたし、自分のモデルも含めて、すでにいくつかのクロノマットを持っています。それは僕にとって特別な存在です。それに、やっぱり“新しいもの”が好きなんです。新しいカラー、新しいアイデア、新しい発明……。これまで見たことのないような、新しいものには特に惹かれます」
その言葉通り、今回の新作は2020年のリデザインを基盤としつつ、あらゆる角度からさらなる洗練が施されている。ケース径は存在感のある42㎜や、よりユニセックスな36㎜がラインアップされ、厚みを抑えることで袖口への収まりも劇的に向上した。
内部に搭載されているのは、ブライトリングが誇る高精度なムーブメントだ。COSC公認クロノメーターという、世界最高水準の精度を保証する厳しい認定を全モデルがクリア。週末に時計を外しても週明けまで動き続ける十分なパワーリザーブを備えるなど、実用面においてもストライカーの日常を支える盤石の信頼性を誇っている。
「僕の日々のルーティンは、次の試合に向けて心身を整えることがすべてです。試合数が多いので、終わったことを考えすぎるのではなく、次に来るものへ集中することが大切なんです。そのために、睡眠をしっかり取ること、食事を整えること、常に良いコンディションを保つことなど、小さなディテールにも気を配っています。それから、僕は本当に腕時計を身につけるのが好きなんです。トレーニング中以外は、ほとんどいつも着けています。腕時計は日常のルーティンの一部であり、自分にとって心地よい存在なんです」
細部へのこだわりが、大きな進化を生む。それは時計づくりも、ストライカーとしての動きも同じ。1ミリのズレが結果を左右する世界なのだ。
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記録よりも、心の在り方を。次世代に手渡したい真の『遺産』

時計の製造技術が世代を超えて受け継がれるように、25歳という脂の乗り切った年齢でW杯を迎えるハーランドは、自身が遺すべき「レガシー(遺産)」についても深く考えていた。
「僕にとって、それこそがモチベーションなんです。“それは実現できる”ということを示したい。僕はノルウェーの小さな町の出身ですが、サッカー選手になりたいという情熱とメンタリティを持っている人なら、誰にでも可能性はあると思っています。僕自身がそうだったように。ノルウェー代表として特別なものを築き上げたいですし、次の世代にも刺激を与えたい。これはなにか大きなことのはじまりに過ぎないんだ、ということを示したいんです」
インタビューの最後、話題は日本へと及んだ。以前、チームのツアーで訪れた日本の印象は、彼の中に鮮烈に刻まれている。
「日本の人々の礼儀正しさや、お互いを尊重し合う姿勢には本当に感銘を受けました。世界は日本から学ぶべきことがたくさんあると思います。そしてなにより、食べ物が本当に素晴らしいですね(笑)。いつかまた、日本をプライベートでもゆっくり訪れたいと思っています」
日本のファンに向けては、力強いメッセージを送ってくれた。
「いつも温かい応援をありがとうございます。皆さんの声援は、マンチェスターやノルウェーにいる僕のもとまでしっかり届いています。ワールドカップの舞台で最高のパフォーマンスを見せることを約束します」
怪物の呼び声高いストライカーは、最後に時計をちらりと見やり、優しい微笑みを浮かべて立ち上がった。その腕で時を刻むクロノマットは、これから始まる歴史的な挑戦を静かに、そして確実にサポートしていくのだろう。
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