アニメからゲームやカード、音楽まで、30年を経てさまざまなかたちで親しまれているポケモン。世代を超え、どのような記憶やつながりを生んできたのか。「ポケモンGOもポケカも、いまがいちばん夢中です」と話す、アーティストのオーイシマサヨシのポケモンへの思いを聞いた。
1996年に発売されたビデオゲーム、『ポケットモンスター 赤・緑』。当初からポケモンカードゲームやアニメなどで展開されたポケモンは、30年を経て、アプリ、イベントまで広がり、世界中で愛されている。もはやエンタメの枠を超え、時代の空気を映す“ひとつの文化”になったポケモン。さぁ、そんなポケモンの世界へ――。
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大器晩成のポケモン愛は、いまがピーク
現在、オーイシマサヨシは前代未聞のプロジェクトに挑んでいる。全1025匹のポケモンを歌い切る、「ポケモンオールスターズ1025」の制作だ。先行公開された213匹バージョンの反響も冷めやらぬなか、「アニソン王を目指す自分にうってつけの挑戦かもしれない」と、この壮大な“山”に熱意を燃やす。
そんなオーイシとポケモンとの出会いは、高校時代に見たアニメだった。当時は年下の世代が熱狂する姿をうらやましく思い、本格的にのめり込んだのは自身が大人になってからだ。
「いちばんは『ポケモン GO』。夜な夜な公園を歩き回っています。ミュージシャンや声優さんたちの間で大流行している『ポケモンカードゲーム』にも興味津々。大器晩成型のポケモンライフを過ごしています(笑)」と笑顔を見せる。
だが、彼にとってポケモンは単なる娯楽にとどまらない。数年前、体調を崩して入院を余儀なくされた時のこと。心細いベッドの上で、オーイシの心をつなぎ止めたのは、とあるポケモンのゲーム実況だった。
「困難な壁に何度も挑戦する姿を見て、ひとり泣きながら『絶対に元気になってやるぞ!』と、大きな勇気をもらいました」
自身がポケモンに救われ、ともに歩んできたからこそ、楽曲に込める思いもひとしおだ。
「これだけたくさんのポケモンがいると、人それぞれに必ず推しや思い出があります。だから、“みんなが主役”をテーマに据えました。この曲を聴くことで『こんなポケモンもいたな』と、過去の熱戦や友だちとの日々を引き出すきっかけになってくれたらうれしいですね」

【オーイシのお気に入りのポケモン】
●ガマガル
過去にカバーした「ポケモン言えるかな?BW」で名前を叫んで以来、ファンの間でも話題に。「それ以来、心からの推しになりました」
ⒸPokémon.
ⒸNintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

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