【三村マサカズが語るポケモン】妻と、そして息子とプレイ。家族の傍らには「いつもポケモンのゲームがあった」

  • 文:石井 良
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アニメからゲームやカード、音楽まで、30年を経てさまざまなかたちで親しまれているポケモン。世代を超え、どのような記憶やつながりを生んできたのか。「30代で大人デビュー、子どもの成長もポケモンが支えてくれた」と話す、お笑いコンビ・さまぁ〜ずの三村マサカズにポケモンへの思いを聞いた。

1996年に発売されたビデオゲーム、『ポケットモンスター 赤・緑』。当初からポケモンカードゲームやアニメなどで展開されたポケモンは、30年を経て、アプリ、イベントまで広がり、世界中で愛されている。もはやエンタメの枠を超え、時代の空気を映す“ひとつの文化”になったポケモン。さぁ、そんなポケモンの世界へ――。

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家族の絆を深めた、遅咲きのポケモン愛

三村マサカズ
三村マサカズ●お笑い芸人。1967年、東京都生まれ。88年にデビュー。大竹一樹とのお笑いコンビ・さまぁ〜ずのツッコミ担当。「モヤモヤさまぁ〜ず2」など多くの冠番組を持ち、特徴的なツッコミで人気。6月に東京芸術劇場にて2年に一度の単独ライブを開催。

「道順はお前の頭に残っている。無駄なことなんてないんだよ」。レポートを書き忘れたままゲームの電源を切ってしまった息子に、三村マサカズは優しく語りかけたという。「失敗の過程も大切な経験になる」というように、親子のやり取りのかたわらには、いつもポケモンがあった。

三村自身の冒険の始まりは30代の時。妻と『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』を同時購入し、お互いにアドバイスをしながらクリアした。やがてともに遊ぶ相手は、成長する息子へとバトンタッチされていく。

「同じシリーズを2本買って、進捗を報告し合ったり、通信交換をしたり。プレイするごとに、ポケモンは家族のコミュニケーションを深めてくれるツールになっていきました」

さらに子どもが大きくなると、単なる娯楽の枠を超え、学びのきっかけとしても大いに役立っていったという。

ゲームボーイアドバンスSP
30代で初めて手にした「ゲームボーイアドバンスSP」。「あの四角くてパカッと開くかっこいいフォルムに惚れ込んで買ったんです」

「小さい子どもにはタイプ別の相性は難しいけど、いい勉強になるんですよね。草は火で燃える。じゃあ草と地面は? タンポポは硬い地面を割って生えるから草が強いんだぞと、身近な自然に当てはめて教えたのを覚えています」

やがて対戦を通じて、忘れがたい子どもの成長も感じ取ることができた。

「幼い頃は闇雲に向かってくるだけで負けることはなかったけど、中学生になる頃にはまったく勝てなくなりました。悔しいけれど、息子も成長したんだなと実感しましたね」

親子の会話を生み、確かな成長の軌跡を刻む。家族と歩んだ遅咲きの冒険の日々は、三村家の記憶に深く刻み込まれている。

カビゴン

【三村マサカズのお気に入りポケモン】

●カビゴン

道端で寝て通せんぼする愛らしいカビゴン。「HPが高く、味方を回復させるまで頼もしく活躍してくれました」

ⒸPokémon.
ⒸNintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

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