【パリ最古の橋が洞窟に】ポン・ヌフ橋を覆った巨大アートが話題

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)
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PARIS パリ/フランス

橋を覆う布を空気で膨らませて“洞窟”を表現

クリスト作品同様、橋を覆う布を空気で膨らませて“洞窟”を表現。

シテ島を貫いて右岸と左岸を結ぶポン・ヌフ橋は、17世紀初めに建造されたパリ最古の石造橋。1990年代に映画の舞台となった後、高田賢三が花で埋め尽くし、近年ではルイ・ヴィトンのショーが行われたパリの象徴のひとつだ。なかでも印象的だったのは、1985年に橋をラップしたクリストのインスタレーション。この作品にオマージュを捧げ、6月の3週間限定で、アーティストのJRが再びポン・ヌフをアートに変える。「La Caverne du Pont Neuf(ポンヌフの洞窟)」は、パリの建築を支えたイル⹀ド⹀フランス地方の採石場に着想を得た作品で、全長120m、高さ12〜18mの“洞窟”と内部の拡張現実インスタレーションを体験できる。

JR
写真とコラージュによる屋外アートで知られるJR。今回のインスタレーションは、在伊フランス大使館やパリのオペラ座などの外壁を覆ってきた「トロンプルイユ」作品の集大成だ。