【ジョルジオ アルマーニ】アーカイブ復刻プロジェクトの第2章が始動、時代と世代を超えて受け継がれる美学

  • 文:Pen編集部
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ブランド創設50周年を機に始動した「ARMANI/Archivio(アルマーニ/ アルキビオ)」。ジョルジオ・アルマーニが築き上げてきた半世紀のクリエーションを現代に蘇らせるプロジェクトだ。その第2章がついに始動した。アーカイブを単なる過去の遺産として保存するのではなく、いま再び袖を通せる服として未来へ受け継ぐ。その魅力を編集部が体感した。

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第2章の広告キャンペーンは、クリエイティブディレクターのイーライ・ラッセル・リネッツが撮影を担当。身体のラインに自然に寄り添うアルマーニの服を通して、ブランドの価値観を現代的な視点で表現している。

いまや、デザイナー本人が手掛けた当時のアーカイブに袖を通す機会は年々少なくなっている。それがジョルジオ・アルマーニのようなファッション史に名を刻むデザイナーの作品であればなおさらだ。時を経るごとにコンディションの良い個体は減り続け、ヴィンテージ市場では新品同等、あるいはそれ以上の価格で取引されることも珍しくない。

そんななか、ブランド創設50周年を迎えた2025年にスタートしたのが「ARMANI/Archivio」プロジェクトである。ジョルジオ・アルマーニが半世紀にわたって築き上げてきた膨大なアーカイブを現代へと継承する試みとして立ち上げられ、その第2章がジョルジオ アルマーニ 銀座店および表参道店で展開されている。

データベース化されたアーカイブのプラットフォーム発表と展示の第1章から、今回の第2章では1979年から1994年に発表されたメンズおよびウィメンズ計13ルックが復刻されている。しかし、その魅力は単なる復刻にとどまらない。当時のデザインやシルエットを忠実に再現しながらも、現代の素材や製法を採用することで、現在のライフスタイルに寄り添う一着へとアップデートされているのだ。

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ジャケットを羽織ってみた。当時の面影を色濃く残しながらも、襟元の表情には自由度があり、あえて襟を立てて着用。アーカイブピースでありながら、現代的な軽やかさを感じさせる着こなしも楽しめる。

実際に袖を通してみると、まずその軽さに驚かされた。一見するとジョルジオ アルマーニらしい重厚感を湛えているが、着用時の負担はほとんど感じさせない。ジャケットの芯地ひとつをとっても単純に省略するのではなく、必要な部分を残しながら重量を分散させるよう緻密に設計されている。当時の美意識をそのままに、現代のライフスタイルに合わせて快適に着られるよう再構築されている点は、実際に着用してみてこそ実感できる魅力だ。

また、ヴィンテージ市場で憧れの一着を見つけても、サイズが合わず断念した経験がある人も少なくないだろう。しかし今回の復刻モデルは現代の顧客を前提に展開されるため、ジョルジオ・アルマーニの歴史的なクリエーションを自らのサイズで楽しむことができる。これもまた「ARMANI/Archivio」の大きな価値のひとつである。

さらに本プロジェクトの意義は、実際に着られる服として“次の世代”へ受け継いでいくことにある。親から子へ、子から孫へ──。世代を超えて受け継がれる一着を生み出すという考え方は、ジョルジオ・アルマーニが長年追求してきた美学そのものだ。

決して安い買い物とはいえないかもしれない。しかし、それを単なる服ではなく、時代を超えて受け継がれる価値ある一着と捉えるならば、その見方は大きく変わるはずだ。ジョルジオとともに時代を歩んできた人には懐かしく、これからを生きる世代には新鮮に映るだろう。それぞれの視点でアルマーニの美学に触れられる「ARMANI/Archivio」第2章は、過去の名作を纏うだけでなく、その哲学を自らのワードローブとして受け継ぐことのできる貴重な機会なのである。

ARMANI/Archivio(アルマーニ/ アルキビオ) 

問い合わせ先/ジョルジオ アルマーニ ジャパン
TEL:03-6274-7070
https://archivio.armani.com/ja