ニッカウヰスキーの新たなバーが南青山に誕生、「THE NIKKA WHISKY TOKYO」が7月オープン

  • 文:Pen編集部
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ニッカウヰスキーのフラッグシップバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO」が、創業記念日である7月2日(木)に東京・南青山にオープンする。客席数はスタンディングを含めて約30席。2024年8月から12月まで表参道エリアで展開された期間限定バーが、想定を上回る約1万5000人を集めたことを受け、常設店として新たにスタートする。

THE NIKKA WHISKY TOKYO 外観
「THE NIKKA WHISKY TOKYO」の外観。入り口には、「カンヌライオンズ」インダストリークラフト部門でゴールドライオンを受賞したクリエイティブ「NO LABELS」が展示。

この店が掲げるのは、ニッカウヰスキーが創業90周年を機に打ち出した「生きるを愉しむウイスキー」だ。創業者、竹鶴政孝が抱いた「酔うためではなく、愉しむために飲んでほしい」という思いを現代に引き継ぎ、ウイスキーの個性や多様な飲み方を通じて、人生そのものを味わう場を目指す。

空間にも、その思想は丁寧に落とし込まれている。入り口では、カンヌライオンズでも評価されたクリエイティブ「NO LABELS」が出迎え、人種や性別、立場といったラベルを超え、自分らしく人生を楽しむというメッセージがこの店の世界観を表現する。店内へ続くやや狭い通路は茶室から着想。その先には自由で開かれたバー空間が広がる。

THE NIKKA WHISKY TOKYO 内観
茶室からインスピレーションを得た細長い廊下を抜けると、広々としたバーが広がる。

内装には、実際にウイスキーの熟成に使われた樽材を活用。栃木のエイジングセラーで使われていた樽を再乾燥し、締め直して天井に配したほか、カウンターやテーブルにも樽材を用いている。製作は飛騨産業が手掛け、木材ごとの色味の違いが、貯蔵されていた原酒や年月の差を物語る。レストルームには宮城峡蒸溜所の貯蔵庫に使われていたレンガも取り入れられ、90年を超えるヘリテージを感じさせる。

バーとしての機能にも工夫がある。カウンターの高さは通常より高い110cmで、着席客とスタンディングの客が同じ目線で会話できるように設計されている。また扇型のカウンターは、バーテンダーではなく、客同士の時間を主役にする仕掛けだ。イベントやセミナーにも対応し、単に一杯を飲むだけではない体験を生み出す。

THE NIKKA WHISKY TOKYO 内観
ニッカウヰスキー90年の歴史が凝縮したバー。カウンターやテーブルは飛騨産業が手掛けた。

メニューはウイスキーのストレートやハイボールに加え、カクテルも充実。チーフブレンダーの「ウイスキーは好きに飲むのが一番おいしい」という言葉を起点に、飲み方を押し付けず、それぞれの好みに寄り添う。竹鶴を使った「ゴッドファーザー」には仙台味噌を使用するなど、日本の素材を取り入れた一杯も。ローアルコールやノンアルコールも充実し、ウイスキーに親しみのない人にも開かれた場となる。

ニッカウヰスキーの中村純(マーケティング部/バーテンダー)、小野直人(代表取締役社長)、友吉直紀(マーケティング部)。
(左から)ニッカウヰスキーの中村純(マーケティング部/バーテンダー)、小野直人(代表取締役社長)、友吉直紀(マーケティング部)。

創業90周年を経て、ニッカウヰスキーは次世代へ向けたブランド発信を強めている。南青山に生まれるこのバーは、ウイスキーを介して、人と人が出会い、時間を愉しみ、自分なりの飲み方を見つけるための場所となる。

THE NIKKA WHISKY TOKYO

住所:東京都港区南青山5-6-6 1F
営業時間:平日17時〜23時30分(土日祝14時〜)
2026年7月2日(木)オープン