カルティエが今年発表した注目の新作3本を紹介する。大空のロマンを凝縮した「サントス ドゥ カルティエ」、100年以上愛される「トーチュ」、飛行家の美学を宿した「サントス デュモン」。伝統のエレガンスと革新的技術が結実した傑作を見ていこう。
1. サントス ドゥ カルティエ
日常で身につける腕時計のルーツが、実は「大空への憧れ」にあることを知る人はどれくらいいるだろうか。1904年、カルティエの3代目当主ルイ・カルティエは、高名な飛行家であり友人でもあるアルベルト・サントス=デュモンのために、世界初となるモダンな腕時計を創り上げた。ポケットから時計を取り出せない飛行中でも、操縦桿(かん)を握ったまま時刻を確認したい――そんな切実な願いから生まれたのが、不朽の名作「サントス」だ。去る6月5日に発売された「サントス ドゥ カルティエ」の最新作は、そんな120年以上も前に始まった冒険者たちの熱き精神を、見事なまでに現代へと甦らせている。
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2. 「トーチュ」ウォッチ
ラグジュアリースポーツウォッチ全盛ともいえる時代を経て、いま改めてクラシックなドレスウォッチに注目が集まりつつある。そんな潮流を象徴するかのように、カルティエが名作「トーチュ」の新作コレクションを発表した。「トーチュ」とは、フランス語で“亀”を意味する言葉。その名の通り、亀の甲羅を思わせる独創的なケースフォルムが特徴だ。
誕生は1912年。「サントス」や「タンク」と並ぶカルティエの歴史的コレクションでありながら、どこか通好みの存在として語られてきたモデルでもある。だが今回の新作を見ると、その印象は大きく変わる。単なる復刻ではなく、現代の感覚でエレガンスを再構築したような仕上がりになっているからだ。
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3. サントス デュモン
世界中の時計ファンが新作を待ちわびる「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ」。今年のカルティエブースで、静かな存在感を放っていたのが、新作「サントス デュモン」だ。一見すると、端正なクラシックウォッチ。しかし腕に載せた瞬間、この時計が単なる“復刻”ではないことに気づかされる。しなやかに沈み込むメタルブレスレット、モデルごとに異なる表情を見せるダイアル、そして薄く伸びやかなケースライン。そこには、ジュエリーメゾンとしてのカルティエらしい官能性が宿っていた。
カルティエ カスタマー サービスセンター
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