【『朝のデザインさん』『夜のデザインさん』】“未知のデザイン”を求めた、祖父江 慎の思考に触れる

  • 文:辻山良雄(書店Title店主)
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【Penが選んだ、今月の読むべき1冊】

『朝のデザインさん』『夜のデザインさん』

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祖父江 慎  著 パイ インターナショナル 各¥1,980

去る3月、斬新なブックデザインと素直で奔放な人柄が愛されたブックデザイナーの祖父江慎が死去した。祖父江は生前、X(旧ツイッター)上にてブックデザインに関するつぶやきを気の向くまま発信していたが、それをまとめたのがこの2冊。「朝」では若い人に向けたデザインの実践が語られ、「夜」は仕事の合間のひと言といった趣がある。いずれも、無難にまとめるのではなくギリギリまで未知のデザインを諦めなかったほがらかな仕事ぶりが伝わってくる。よい仕事をしたいと願う人こそ、読んでほしい。