日本の伝統工芸とシチズンの先進技術が融合した、新たな「ザ・シチズン」が登場する。特定店限定モデル「AQ4090-08A」は、霞を思わせる繊細な藍染和紙文字板を採用した世界限定200本の特別な一本だ。
最大の見どころは、文字板に用いられた藍染和紙だ。今回採用されたのは、本来は布の染色に使われてきた「筒巻き絞り染め」の技法を応用したもの。筒に巻き付けた和紙へ細かなシワを寄せながら絞りと染色を繰り返すことで、白い和紙に濃淡豊かな藍色の陰影が生まれる。その表情は神秘的で儚い霞をイメージしており、手仕事ならではの工程によって仕上げられるため、ひとつとして同じ模様や色合いは存在しないという。
和紙は古くから障子などにも使われてきた素材で、光を透過する性質から光発電「エコ・ドライブ」の文字板との相性にも優れる。本モデルでは、日本の伝統技法「天然灰汁発酵建て」によって手染めされた藍染和紙を採用し、日本ならではのものづくりを腕時計のデザインへと昇華させた。
外装には、ステンレスより約40%軽く、約5倍の硬度を備えるシチズン独自素材「スーパーチタニウム」を採用。ケース径は40.0㎜で、年差±5秒の高精度エコ・ドライブムーブメントを搭載する。さらに、2100年2月28日まで日付修正が不要なパーペチュアルカレンダーや衝撃検知機能、針自動補正機能なども備え、実用性にも抜かりはない。
伝統工芸の温もりと、長年培われてきた時計技術。その両者が高い次元で融合した今回の限定モデルは、単なる工芸文字板の腕時計にとどまらない。「ザ・シチズン」が掲げる“永く寄り添う時計”という思想を、日本の美意識とともに体現した一本といえそうだ。
シチズンお客様時計相談室
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