都会の街でキャンバスバッグを使っている男性を見かけると、思わずハッとしてしまう。ナイロンの黒リュックを背負うビジネスパーソンの姿が街のスタンダードになったせいだろうか。キャンバスの風合いがとても新鮮に思える。使う人が肩に乗せたバッグの色は、長年使い込また生成り(エクリュ、ベージュ)。貫禄がつき薄汚れても、元の色がクリーンだから品格が保たれ、歳を重ねた男性の顔つきにしっくりと馴染む。アメトラ世代が好んできたキャンバスバッグの魅力に改めて気づかされる瞬間だ。
このたび世界発信を続けるファッションブランドのbeautiful peopleが、ミリタリーをベースにするバッグのブリーフィングとコラボして3型のバッグを制作。使った生地は素朴な風合いのコットンキャンバス。現代を生きる男たちに新たな洒落心を与えてくれるシリーズだ。ナイロンバッグに等しい実用性がありながら、見た目は温かい。どんな服装のときでも持ち出したくなる味わい深さである。
トート、バックパック、ミニショルダーの全3型はジェンダーレスデザイン。ウィメンズを軸にコレクション発表しつつ、服づくりへのこだわりは男性的なbeautiful peopleらしい、甘さを控えめにした落とし込みだ。
裏地を淡いピンクにしてほのかな優しさを漂わせつつ荷物の視認性も確保。ステッチの色が青と赤なのは、縫い糸を揃えなかった20世紀前半のクラシックデニムを彷彿させる。本体の生成りを白と考えれば、配色は白・青・赤の伝統的なトリコロールだ。
数多い仕分けポケット、PCスリーブ(トート、バックパックのみ)といった実用性の高さは、都市生活に合う製品を生み出すブリーフィングらしいもの。両者の得意技が見事に合致したコラボレーションといえるだろう。
発売スタートは7月25日(土)より、beautiful people直営各店、beautiful people公式オンラインストア、ZOZOVILLE、BRIEFING ⼀部直営店、BRIEFING OFFICIAL SITE にて。18日(土)からの先行予約を経た一般発売となる。
キャンバスバッグを大人が再び手に取るいいチャンスだ。ファッションスタイルや性別のジャンルを飛び越え、長く使い続けて輝く3型を見逃しなく。

ファッションレポーター/フォトグラファー
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。
明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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