連日の猛暑と酷暑で「涼しい場所へ行きたい」「非日常を体験したい」と考える人も多いはず。そんな今こそ注目したいのが、世界で続々と誕生している進化系リゾートだ。海に浮かぶUFOのようなラグジュアリーホテル、標高3000mの雪山に建つ巨大かまくら宿、森の中に現れたキノコ型のエコリゾート——その姿はまるでSF映画の世界そのもの。デザイン性とサステナビリティを兼ね備えた、次世代の旅先として話題を集める“SFリゾート”の最新事例を紹介する。
①海に浮かぶUFOの正体|サウジアラビア
サウジアラビアの紅海に誕生した「シェバラ・リゾート」は、未来都市のような外観で世界の建築ファンの注目を集めている。海の上に浮かぶのは、まるで銀色のUFOのような球体ヴィラ。ステンレス製の外装は空や海、砂浜を映し込み、時間帯によって姿を変える幻想的な景観をつくり出す。
この施設の特徴は、73棟のヴィラが真珠のネックレスのように水上へ並ぶ大胆な配置だ。デザインは海底から立ち上る泡に着想を得たもので、建築そのものが海と一体化するよう設計されている。さらにこのリゾートは、太陽光発電や海水淡水化設備を備えた完全オフグリッド運営を目指すなど、環境配慮の面でも先進的。未来のラグジュアリーリゾートの姿を体現するプロジェクトといえる。
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②標高3000m“巨大かまくらホテル”|ジョージア
コーカサス山脈の麓、ジョージアの山岳地帯では、標高3000メートルに建つユニークな高地リゾートの計画が進んでいる。丸みを帯びたコンクリートの外観は、日本の雪国に見られる「かまくら」を思わせる形状だ。
各コテージは50㎡ほどのコンパクトな空間ながら、大きなガラス窓から雄大な山岳風景を望むことができる。メザニン構造のベッドルームなど、少人数向けのパーソナルな滞在体験を重視した設計となっている。太陽光発電などを利用した持続可能な運営を目指しており、登山者やトレッカーの拠点としても期待される。過酷な自然の中でこそ成立する、静かなラグジュアリーがここにはある。
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③ 森に生える“キノコ型楽園”|ベトナム
ベトナムの森の中に誕生した「ロータス・クラブハウス」は、まるでキノコの群れのような円形屋根が特徴のリゾート施設。約2000㎡の敷地に建物を分散配置し、自然の景観と一体化するよう設計されている。
屋根には植栽が施され、熱を抑えながら雨水を集める仕組みを備えるなど、環境性能も高い。建物は森の中を散策するように点在しており、訪れた人は光や風、水の変化を感じながら空間を歩く体験ができる。自然を支配するのではなく「共鳴する建築」を目指したこの施設は、未来のエコリゾートを象徴する存在だ。
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いま世界で誕生しているリゾート建築は、単なる高級ホテルではない。自然と共生するエコリゾートから、SF映画のような未来型ホテルまで、そのすべてが新しい旅の体験を提案している。海上に浮かぶUFOリゾート、標高3000mの巨大かまくら宿、森に溶け込むキノコ型建築――まずは写真で、その驚きの世界観を体感してほしい。次の海外旅行の行き先が変わるかもしれない。