朝の目覚めを整えるには、夜の過ごし方も重要になる。バルミューダが手掛けるパーソナルクロック「ザ・クロック」に、新機能「ナイトルーティン」が追加された。2026年7月28日よりiOS版で提供が始まり、既存ユーザーも専用アプリ「BALMUDA Connect」を通じたソフトウェアアップデートで利用できる。Android版も順次提供予定だ。2026年3月の発売以来、「ザ・クロック」は単なる時計ではなく、一日のリズムを整えるためのプロダクトとして提案されてきた。夜の寛ぎ時間を演出する「Relax Time」、そして穏やかな目覚めへと導く「Alarm」に加えて、今回追加されたナイトルーティンは、そのふたつをつなぐ新機能である。
「眠る前の時間」をデザインする
日本人の平均睡眠時間は短い水準にあるとされ、多くの人が慢性的な睡眠不足を抱えている。寝具や寝室環境への関心は高まっている一方で、実際にはスマートフォンを見続けたり、仕事や家事を終わらせたりと、就寝直前まで活動を続けてしまうことも少なくない。バルミューダが着目したのは、そんな「眠る前の習慣」だった。アラームを使って起床時刻を決めるように、ナイトルーティンではまず就寝時刻を設定する。設定時刻の90分前になると、「ザ・クロック」が音と光で夜の時間の始まりを知らせる。そこから就寝までの時間を段階的にデザインすることで、自然に眠りへ向かう流れをつくるための機能だ。
音と光が、次の行動への合図になる
ナイトルーティンの特徴は、ユーザーに行動を指示しないことにある。就寝までの時間は3つのフェーズで構成され、光の演出と、それぞれ異なるサウンドを選ぶことができる。最初のサウンドでは、入浴やストレッチ、読書など心身を落ち着かせる時間の合図に。続くフェーズでは歯磨きや翌日の準備、スマートフォンから離れるタイミングを知らせる。そして最後のサウンドが、ベッドに入る時間の訪れを伝える。あくまで行動を決めるのはユーザー自身である。どの時間帯になにをするかは自由で、音と光は日々のルーティンを支えるサインとして機能する。各フェーズの長さや再生するサウンドはアプリ上でカスタマイズ可能。毎晩同じタイミングで合図を受け取ることで、自分なりの就寝習慣を少しずつ築いていくことができる。
睡眠のために設計された7つの新サウンド
ナイトルーティンの搭載にあわせて、新たに7種類の専用サウンドも追加された。深く沈み込むようなメロディに水音を重ねた「Spa Suite」、静かな夜空を思わせる「Deep Breath」、街が眠りにつく情景を表現した「Sleeping City」、どこか懐かしさを感じさせる「Childhood」、優しい雨音を収録した「A Little Rain」、川のせせらぎが流れる「Riverside」など、いずれも眠りに向かう時間を意識して制作されている。単なる環境音ではなく、行動を切り替えるためのサインとして機能する点も興味深い。音づくりにこだわるバルミューダらしいアプローチといえるだろう。
睡眠を支える道具として、さらに進化
発売時から夜のくつろぎの時間をつくる「Relax Time」と、穏やかな目覚めを促す「Alarm」を搭載しており、今回追加されたナイトルーティンは「眠りにつく前の時間」に着目したアップデートとして位置づけられている。「ザ・クロック」が提案するのは、“眠るための時間”だ。時計が時刻を示すだけの道具から、暮らしのリズムを整える存在へ。今回のアップデートは、その思想をさらに一歩前へ進めるものといえそうだ。
バルミューダ
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