【スイス出張こぼれ話】治安よし、電車遅延ゼロ、ゴミなし、アジア人差別なし!?カフェ、レストラン情報もお届け

  • 写真・文:一史
Share:

DSC04482-2.jpg

めちゃアメリカンな愛想のいい人たちに出会ってしまいました w

ここはスイスの最大都市チューリッヒ。
東京に例えると、丸の内や東京駅周辺でしょうか。
皇居のお掘りの水があるすっきりとした街並みが、大きな湖の湖畔に広がるチューリッヒに近いといえなくもありません。
(人や店の多さでは比較にもなりませんが)

日本から滞在4泊で取材出張してきました。
2026年8月末です。
ここでは取材のこぼれ話をお届けします。
「最近のヨーロッパは治安が悪いって聞くけどスイスは?」「アジア人の扱いはどうなの?」「物価が高いってホント?」「スイス人は何語を話す?」「旅にはどんな服を着ていけばいい?」といった皆さんの疑問にも触れていきます!

ポップなイラストを描いた人物は??

DSC04497-2.jpg

DSC04503.jpg

ポップカルチャーな内装が楽しい。
オーナー(記事冒頭写真左の人)がヒップホップ趣味で、そのエッセンスに満ちた飲食店。
実はフライドチキン店なのです。
明るい店内で軽くパソコン仕事もできちゃうファストフードな「Yardbird」。

若いムードだから街の中心部の商業施設かと思いきや…… ↓

DSC05401-Edit.jpg

まさかのチューリッヒ中央駅の敷地内。
外観と内装とのコントラストがたまりません。

さらに注目なのは、店内イラストを描いた人がチューリッヒ在住の日本人ということ。

DSC04475-2.jpg

このお方が見事な仕事をなさったイラストレーター/グラフィックデザイナーの和田サヨリさん。
スイス人パートナーと暮らしています。

DSC04490.jpg

スイスに住み、はじめての仕事がこの店だったそう。

DSC04494.jpg

階段に描かれた名前入りの顔はすべて、この店に関わる人々とのこと。

DSC04514-2.jpg

帰り際もオーナーが笑顔でお見送り。

DSC04350.jpg

DSC04356.jpg

和田さんがチューリッヒ(ZURICH)×バッグブランドのフライターグ(FREITAG)のポスターを制作。
青い紙に白図案を載せた作品です。
印刷したシルクスクリーンの工房に同行させていただきました。
プロの仕事現場を見るのが大好物なわたしには、ワクワクが止まらなかったひととき。

覚えておきたい、チューリッヒ旅の豆知識

DSC04521-2.jpg

上写真は旅知識とはなにも関係なし。
街散歩のとき心惹かれた工事現場の看板です。
「石工 Sina」と書かれてますから、女性職人のシナさんなのでしょう。
看板の配色も独特でよかったなぁ。
HDRのゲーム画面のようで。

●物価

チューリッヒ(スイス全土)は物価が凄く高く、一般的なランチで4〜5千円とされています。
500mlのペットボトルの水を買うなら、ヘタすると700円くらい。
水は街中の水飲み場で水筒に汲めばいいのですが(水道水が飲める国)、食事はそうもいきません。
スイス人の平均月収は80〜100万円らしいですからねえ。
(マジかよ……)
日本人は無駄なく旅の予算を配分するのが吉です。

DSC04582.jpg

●言葉

チューリッヒはドイツが近く、皆が話す言葉は方言化したドイツジャーマン。
街の表記はドイツ語と英語の並びが多いですね。
住民もたいてい英語を解するようで、英語ができる人はやり取りに困らないと思います。
ただ店の看板はドイツ語オンリーなのもあり、電車の車内アナウンスがドイツ語だけなことも。
ドイツ語表記って駅名でも視覚的に理解できず、頭がめちゃ疲れました。
Google翻訳カメラなどをフル活用しましょう。
幸いなことにスマホ持って歩いてても、ひったりくりに合いにくい都市ですから。

DSC04940.jpg

●治安

現地では誰もが「かなり治安がいい」と言っていました。
住民たちはバックパックを肩につっかけ(治安が悪い国特有の前抱えをしない)、ぶらんとポケットのファスナーが開いてたりします。
自転車の後ろかごに無造作に荷物を置いてる人も多く、「大丈夫なの?」と逆に心配してしまうほど。
むろん用心するに越したことはありませんが、過剰な不安は必要なさそうです。

26年度「世界平和度指数」第3位のスイス。
評価基準には凶悪犯罪率に加え、国際紛争問題、政治的安定性なども加味されますから単純に街の安全とイコールではないものの、ひとつの指標になるでしょう。
ちなみに日本は第10位。

●電車遅延

びっくりしました。
1分たりとも遅れず、到着も時間通りのジャスト。
「日本人が運行してる??」ってほどの正確さ。
お隣のドイツの電車は酷いらしいのに。
なるほど国鉄アプリ「SBB Mobile」を皆が使ってるのに納得。
出発時間、行き場所、乗り場が正確に表示され、これ見てれば基本大丈夫。
わたしはチューリッヒから急行電車で1時間強の首都ベルンまでひとりで行きましたが(英語さえダメな人間)、ちゃんと予定時間に帰ってこられましたからね。
ただ券売機での切符購入が難しく(記号が多くわたしのバカな頭では理解不能)、悩んだときは近くにいる案内の人に相談しましょう。
アプリSBB Mobileでも購入できます。

DSC04884.jpg

●アジア人差別

滞在中に街をふらふらとしているとき、嫌な目を向けられることがまったくありませんでした。
ちょっと意外だった出来事。
日本人の旅グループで賑やかにしてるとき周囲の現地民に笑われることはありましたが、“嫌悪感のある目線”ではありませんでした。
笑いの意味はわからなかったけど(ドイツ語だし)、嫌な目よりマシだと思ってます。
この記事前半に登場した和田さんによると、「わたしも差別を感じたことはありません。コロナ禍のときはちょっとありましたけれど」とのこと。
パンデミック中は中国人を含むアジア人全体が嫌悪されましたから。
すべてが一括りとなって。
世界中でその後遺症が引きずられていないことを祈ります。

●旅の服装

アジア人が存在感を出すコツ、それはお洒落すること!
地味な服装が主流のチューリッヒの都会人には、お洒落な人間への興味があるように感じました。
彼らより少し洒落ると対等な立場に立てるかもです。
少し、というのは、銀座の街で浮かないくらいのクリーンな服装。
(コンサバという意味ではなく)
高級な服である必要はなさそう。
でも色落ち加工や古着のカジュアル服だと、リアル労働者に見えてしまうと思います。
(労働中ならその服装でいいとしても)
スカーフを巻くような女性的アプローチも微妙なので、色の美しいシャツとか男っぽいシンプルさの範疇で整えましょう。
ほどよいお洒落は洗練や知性の表明にもなりますから、言葉いらずのコミュニケーションになるはず。

IMG_1437.jpg

上写真はデザイナーズを扱う洒落たブティックのディスプレイ。
ごくベーシックでクリーンな装い。
シューズはサロモン。
(白キャップも含めふだんのわたしの服装だな w)

---fadeinPager---

観光局のお墨つき!湖畔の海鮮レストラン

DSC05008.jpg

海にせり出したコテージ、かと思いきや、ここはチューリッヒ湖沿いにあるシーフードレストラン。

DSC05010.jpg

DSC05107.jpg

DSC05110.jpg

名称は「Fischerstube Zürihorn(フィッシャーシュトゥーベ・ツュリホルン)」。
ツュリホルンはこのレストランがある公園の名で、日本だと「チューリッヒホルン」と呼ばれてます。
公園名をグーグルで検索したら4.7の高い評価。
都会から歩いても行ける海代わりのビーチ。
ではレストランの評価は?
4.3の優秀な数字です。

DSC05165.jpg

DSC05140.jpg

海と違って波がないからサーフィンはできませんが、それ意外のマリンスポーツはいろいろ楽しめそう。
塩っ気もないし海流の怖さもないし、「こんな湖が家の近くにあったら最高だな!」と思いました。
じっさい湖畔には高級住宅が立ち並んでいます。

DSC05198.jpg

DSC05166.jpg

大皿料理をシェアして日本的な食べ方を。
タコ料理もしっかり。
淡水魚が充実しているのは、海から離れた土地ならではでしょうか。
味はどれも贅沢気分に浸れるものでした。

DSC05284.jpg

DSC05317-2.jpg

チューリッヒ観光局の関係者さんに連れていっていただいた店。
ランチでも40〜50スイスフラン(約8千〜1万円)、ディナーで100スイスフラン以上(約2万円)します。
ただ物価が日本の数倍するスイス事情を前提に、ロケーションと味の魅力を思えば相応の価格かもしれません。
ウェイターさんたちはめちゃテキパキとして対応よかったです。

今回のスイス・チューリッヒの旅こぼれ話はいかがでしたか?
観光なら日本人がすんなりと街を歩きやすい土地と感じました。
この都市はアジア人の姿が少なく、ヨーロッパらしさを感じるのにも最適かもしれません。
興味が出た人は今後の旅計画にチューリッヒを候補に加えるのもいいと思います!

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。