パネライを代表する時計コレクション「ルミノール」。新しく発表された3種類のルミノールは、42㎜径ケースにメゾンを象徴する1990年代のデザインコードを組み合わせた初のモデルとなっている。
1860年にイタリアのフィレンツェで創業したパネライは、長い間イタリア海軍向けに精密機器や軍用時計を製造する最高軍事機密にかかわるブランドだった。冷戦終結により軍事機密を解かれ、一般時計市場への参入に舵を切る決断をした同社は、1993年にイタリア海軍のデ・ラ・ペンネ級駆逐艦の船上で民間向けモデルを発表した。
その中にあったのがルミノール「Ref. 5218-201/A」。1997年にはヴァンドームグループ(現リシュモングループ)の傘下に入り、国際市場へと進出。その独特なケースデザインで、国際的な評価を確立した。パネライにとっての1990年代は、世界的な高級時計ブランドへと変貌を遂げた、激動かつ最重要の時代であったといえる。
今回の新作は、1990年代の特徴であるシャープで角張ったケースライン、頑丈なソリッドラグ、鮮明さを極めたエッジ、シームレスにケースに統合された印象的なリューズプロテクターなどの要素を継承し、汎用性の高い42㎜径ケースにまとめている。手首に着けてみれば海軍御用達の無骨なデザインの中に、幅広い手首サイズに対応した繊細ですぐれた装着性を感じることができるだろう。
またムーブメントと防水性は最新の技術でアップグレードされている点にも注目。自動巻きキャリバー「P. 980」は安定性と精度を高めるトラバーシングバランスホイールブリッジを備え、3日間のパワーリザーブを誇る。リューズを引き出すと秒針が停止し、秒単位で正確な時刻調整を可能にするストップセコンド機能が組み込まれているなど実用性も高い。イタリア海軍特殊潜水部隊からも高い信頼を得ていた防水性については、50気圧を実現。プロダイビングにも使える本格派だ。
3種類の文字盤には、それぞれのカラーにマッチした色合いのインデックスを配置。インデックスは多層的にプリントされており、その上にスーパールミノバ®を塗布することで立体的な外観とすぐれた視認性を確保している。この表現も1993年に発表された最初の民間用モデルが搭載していたモノレイヤー構造へのオマージュとなっている。付属するキャンバスストラップは本モデルのために新しく開発されたもの。穴の周りにレザー補強を施すことで、軽さと耐久性を実現した。
パネライの変革期であった1990年代のデザインコードに立ち返る意匠の本モデル。一方で現在の進化した性能と使いやすいサイズ感を組み合わせたことで、あらゆる場面で活躍してくれる本格ダイバーズウォッチとなっている。
オフィチーネ パネライ
0120-18-7110