【パルミジャーニ・フルリエ創立30周年展】19世紀の希少な懐中時計やオートマタが集結。職人技に触れる体験プログラムも

  • 文:鈴木 誠
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1996年に創立されたスイスの独立系ウォッチメゾン、パルミジャーニ・フルリエ。その30周年を記念した展覧会「Mechanical Wonders 2026 | 3世紀の時を超えて、歩み続ける機械芸術」が、東京・赤坂の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で、9月19日から24日にかけて開催される。卓越した職人技に迫る参加型プログラムにも注目だ。

19世紀の懐中時計やオートマタで辿る、機械工芸の歴史

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パルミジャーニ・フルリエの展覧会『Mechanical Wonders 2026 | 3世紀の時を超えて、歩み続ける機械芸術』は、東京ミッドタウン内の21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で、9月19日から24日まで開催。

本展は、創業者ミシェル・パルミジャーニが修復した機械芸術の数々を通じ、数世紀にわたり継承され、進化を続ける機械工芸の軌跡を辿るものだ。

展示されるのは、19世紀初頭を中心に生み出された歴史的価値の高い作品群。いずれも当時の時計師や職人、発明家たちの叡智が結集させたもの。エドゥアール・エ・モーリス・サンド財団(FEMS)が保管する「モーリス・サンド・コレクション」から、日本で初めて一堂に展示される。

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ペラン兄弟『おうぎ型表示の懐中時計』 1800〜1840年 ヌーシャテル(スイス) ©_FEMS_Pully_photo_Renaud_Sterchi
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製作者不明(ロンドンのアンリ・マイヤルデ、またはジュネーブのピゲ&カップ作とされる)『エチオピアの黄金かいこ』19世紀初期

芸術的な懐中時計から可動式オートマタまで、美しい装飾技法と精巧なからくり機構が見事に調和したマスターピースは、まさに“生きる機械遺産”。パルミジャーニ・フルリエの現代のタイムピースとともに展示することで、過去のクラフツマンシップと現代の時計製造技術とのつながりを浮かび上がらせる。

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製作者不明『蛙のオートマタ』 1805年頃
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製作者不明『岩を打つモーセ』(ジャックマール・オートマタ懐中時計)

職人の手仕事に迫る、2つの参加型プログラムを開催

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「カリヨン トゥールビヨン」の文字盤に槌目仕上げを施している場面。

会期中は、展示の世界観をより深く知るための体験型プログラムが2つ開催(いずれも事前予約制)。専用の金槌で金属の表面を叩き、唯一無二の表情と光彩を宿す「槌目打ち体験」では、受け継がれる卓越した職人技に触れられる。

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4つのゴングを備えたミニッツリピーターとトゥールビヨンを組み合わせた、メゾン創立30周年記念モデル「カリヨン トゥールビヨン」。手作業で槌目仕上げを施した、モーニングブルーの文字盤が美しい。会場では特別に、その音色も披露される。

もうひとつのプログラム「修復士 クリスティ・ジレル氏によるマスタークラス」では、本展に並ぶ歴史的作品を復元したクリスティ・ジレルがスイスから来日。修復の奥深い美学と伝統の技を紐解くプライベートツアーとなっている。

日本初公開となる貴重な作品群と、クラフツマンシップをより深く知るための体験型プログラム。パルミジャーニ・フルリエの時計づくりの原点と、その背景にある機械芸術の世界に触れられる貴重な機会だ。

「Mechanical Wonders 2026 | 3世紀の時を超えて、歩み続ける機械芸術」

開催期間:2026年9月19日(土)〜 9月24日(木) 無休
開催場所:東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン 21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
開館時間:10時〜19時 ※最終日は17時閉館
入場料:無料 ※予約優先制。予約URL (https://x.gd/APzZS)
www.parmigiani.com