【全編でアンダーカバーを着用】高橋盾初の長編映画『UNDERGIRL』公開。中島セナ、松田龍平ら出演

  • 文:上野ルミ
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登場人物が全編、アンダーカバーを着用しているのも見ていて楽しめる。9月14日から20日の期間、SPACE PART 3 by PARCO(元シネクイント)にて公開。© 2026 UNDERCOVER

アンダーカバーのデザイナー、高橋盾は無類の映画好き、サブカルチャー好きである。それはアンダーカバーのコレクション、またその発表形式にも如実に表れている。コレクション発表の場として、ランウェイ形式にとらわれず写真展や作品集形式など、独自のスタイルでコレクションを展開してきた高橋。初の映画『UNDERGIRL』は、作品集形式で発表された15年前のコレクションに端を発する。

アンダーカバーの2011年春夏コレクション。作品集の中でモデルが立つのは、ビルや送電線が立ち並ぶ街、架空の特撮ヒーロー「UNDERMAN」の世界観だった。人々の心が悪の組織に奪われてしまった空っぽの世界で、人々の心を取り戻すために生まれた愛と悲しみの戦士、それがUNDERMANだ。

この世界観を高橋とともに生み出したのは、フォトグラファー守本勝英、アートディレクター永戸鉄也。3人により始動したプロジェクトは、2018年にはフォトグラファー水谷太郎も加わりクリエイティブチーム「アンダーカバー プロダクション」として発足する。そのアンダーカバー プロダクションが手掛ける初の映画が『UNDERGIRL』である。

ひとりの少女が、ヒーローになるまでの物語

都市の哀しみを背負い、人々を守り続けてきたUNDERMAN。しかし、ある日突然彼は戦うことをやめ、姿を消してしまう。残された娘、息吹ユリの前に謎の使者キコが現れ、後継者を継ぐ自覚をうながす。運命を受け入れたユリは数々の試練に立ち向かいつつも、果たして自分にヒーローが務まるのかと思い悩む。主人公の息吹ユリ/UNDERGIRLを演じるのは、ポカリスエットの新ヒロインとして一躍脚光を浴び、モデルや俳優として幅広く活躍する中島セナ。父であるUNDERMANを松田龍平が演じる。11年春夏の作品集にも登場した水原希子が使者キコを演じるほか、倍賞美津子が出演しているのも大きな話題だ。

監督は守本、脚本は高橋、永戸、守本、水谷が共同で手掛け、製作総指揮は高橋が務めている。写真や映像、さまざまな手法でブランドの世界観をともに表現してきた彼らが、今度は映画でアンダーカバーの世界を見せる。映像と音楽の相乗効果で世界観はさらなる深みを増した。イマドキのCGではなく、仮面ライダーやウルトラマンの特撮を思わせるアナログ感もこのブランドらしい。なにしろUNDERMANの名前が息吹ダンである。全編に漂う70年代感がたまらない。

常に毒のあるファンタジーを醸し出すアンダーカバー。その魅力が余すところなくスクリーンに繰り広げられる。本作はUNDERGIRLが誕生するまでの物語。果たしてUNDERGIRLはこれからどんなヒーローに育っていくのか、続編に期待だ。上映は9月14日から20日の期間、SPACE PART 3 by PARCOにて。

『UNDERGIRL』

製作総指揮/高橋盾
監督/守本勝英
脚本/UNDERCOVER PRODUCTION 高橋盾、永戸鉄也、守本勝英、水谷太郎
制作/UNDERCOVER PRODUCTION、her inc.
出演/中島セナ、松田龍平、水原希子、倍賞美津子 
54分

© 2026 UNDERCOVER

上映期間:2026年9月14日(月)〜 9月20日(日)
平日 18時~/19時30分~
土日 14時~/16時~
チケット料金:¥2,000
上映場所:SPACE PART 3 by PARCO
東京都渋谷区宇田川町20-11
渋谷三葉ビル7F
チケット予約はSPACE PART 3 by PARCO 特設Webページにて。 

https://www.cinequinto.com/shibuya/ticket/