“ジャパニーズデニム”の先駆者であり、海外でも高い評価を得るキャピタル。そのフラッグシップ・プロダクトである「センチュリーデニム」と、恵比寿の拠点「レッグスクラフツマンストア」から、独自のデニム哲学を紐解く。
ファッションの楽しさは、最先端の美意識や価値観との出合いだけでは終わらない。むしろその後に続く長い時間にこそ、本当の醍醐味や価値があるはずだ。
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岡山県倉敷市児島で、デニムの製造、加工におけるパイオニアとして、シーンを牽引してきたのがキャピタルだ。労働着としてアメリカで生まれたジーンズ。その革新を目指した創業者である父の意志を継ぎながら、二代目の平田和宏がデザイナーとしてさらにデニムの可能性を押し広げ、いまや世界的な支持を集めている。

柿渋染めのデニムに黒い刺し子を施した、今季の新色「BIZEN」。
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センチュリーデニムを味わい、自分だけの一着に育てられる店
そんなキャピタルの顔とも言うべきプロダクトが「センチュリーデニム」である。これを端的に説明すると、柿渋または墨などで染めたデニムに、インディゴで染めた刺し子を施したもの。誕生のきっかけは、長年通う骨董市で平田が目にした、古い柿渋染めの酒袋(日本酒の製造過程でもろみを搾るのに用いた木綿の袋)。その袋には補強として藍染めの刺し子が施されており、その色がにじみ、柿渋の茶色と混ざり合い、これまで見たことのない魅力的な経年変化があった。
これをデニムで表現したいと数年の試行錯誤を経て、2012年にリリース。洗うたびに柿渋や墨が色落ちするのと同時に刺し子の藍が周囲に溶け込む、豊かな経年変化を見せるデニムはいま、世界中を虜にしている。
アメリカ生まれのジーンズに敬意を払いながら、日本固有の技術と文化を織り込んだセンチュリーデニム。その名のように一世紀、百年後にも残る服を体現すべく、いまも進化を続ける。
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広々とした座敷が特徴。味のある入り口の扉には、デザイナーの平田が骨董市で見つけてきた古い時計修理店の看板に「ジーンズ修理」と加筆して掲示。
レッグスクラフツマンストア
東京都渋谷区恵比寿南2-23-12 エビスサニービル1F
TEL:03-5773-8305 11時〜20時
不定休
Instagram @kapitallegs
