「新しい生活様式」「新しい働き方」という言葉が実感を伴って広がっていく中で、さまざまな場面でデジタル化の流れが加速している。その 一 方で、実用性や利便性だけでは測れない道具の価値がいま、見直されている。〝腕時計と文具〞はその代表と言えるかもしれない。ペンやノートは記すためだけの道具ではないし、腕時計は時を知るためだけの道具ではない。人生に寄り添う愛用品の魅力を語ってくれた、片岡愛之助さんや宮本浩次さん。一 本の複雑機構の腕時計をつくるために、途方もない月日をかける職人たち。そこに共通するのは、時代に左右されない人間味かもしれない。デジタルデバイスを駆使する現代だからこそ、つくり手の想いが通ったアナログ的なツールに、我々の心は強く惹かれるのだろう。暮らしの中にひとつ加わるだけで心を豊かにしてくれる、自分にとっての新しい定番を、この特集を通して見つけてほしい。
目次
腕時計と文具。
時を刻む装飾品と、
手に馴染む道具を愛する理由。
片岡愛之助 | 歌舞伎俳優 |
達成感と高揚感、
それぞれを引き出す人生のよき相棒。
宮本亞門 | 演出家 |
銀座生まれの銀座育ち、
セイコーは身近な憧れだ。
宮本浩次 | 歌手 |
古きよき道具で体現した、
文人趣味や文豪への憧れ。
松田丈志 | 元競泳日本代表、コメンテーター |
いまの自分を鼓舞し続ける、
クロノグラフとボールペン
坂田真彦 | アーカイブ&スタイル代表 |
何年経っても色褪せない、
温もりを感じる造形美。
佐藤達郎 | デルフォニックス代表、デザインディレクター |
紺碧の地中海カラーが、
子ども時代を想起させる。
柴田 充 | 腕時計ジャーナリスト |
時間をかけて熟成された、
ヴィンテージの価値。
専門家が指南する、
腕時計と文具の最新トレンド
キーワード別に選ぶ、
個性に寄り添う道具たち。
ミクロの世界で紡がれた、
腕時計の深淵なる物語。
人生に華やぎを添える、
麗しき一流メゾンの逸品。
確かなクオリティを誇示する、
ドイツ製品ならではの機能美。
美しいモノを携えれば、
旅はもっと楽しくなる。
書斎を彩る、
卓上時計と美しきツール
「ニューノーマル」時代に役立つ、
スマートな相棒。
ブランドの威信をかけた、
注目の新作が大集合!