「湯を巡る連載をしませんか ?」
放送作家の小山薫堂さんからそんな提案を受けたのは5年前。
連載は「湯道百選」というタイトルで100回を目指しスタートし、
薫堂さん自らが執筆し、今号で77回目を迎えた。
同時に、薫堂さんは旧知の鈴木雅之監督とともに映画化に着手、
日本各地をシナリオハンティングして実力派俳優たちを集め、
とうとう2023年2月23日に全国公開する映画『湯道』を完成させた。
今特集のテーマは、薫堂さんが提唱する「湯道」。
映画に加え、いまや珍しくなった街の銭湯やそれを守る人々、
浸かることが楽しくなる湯道具など、新しい道を総合的に紹介。
ルーティンのように入る、自宅のお風呂だって感動がある……
そんな身の回りの幸せを再発見し、湯に感謝をする特集です。
目次
湯道へ、ようこそ
- プロローグ 湯道とは 湯道初代家元 小山薫堂
- 湯道へ、ようこそ
- 映画出演者たちが語る、
制作の裏側、想い出の湯
生田斗真 濱田 岳 橋本環奈
角野卓造 窪田正孝
戸田恵子 寺島 進 厚切りジェイソン
浅野和之 野高史 ウエンツ瑛士
朝日奈央 吉田鋼太郎 夏木マリ - 劇中セットのヒントとなった、「聖地」とは?
まるきん温泉 湯道会館 くれない茶屋 - 方向性を探るシナハンから、物語が生まれた
鈴木雅之(『湯道』監督) - 浴室で気持ちいい極上ソングを、天才ふたりが紹介
天童よしみ クリス・ハート - 地元の銭湯を精緻に斜俯瞰すると、日常までも見えてくる
塩谷歩波 - 湯に貴賎なし!
この場所には、世界に誇る文化がある
湊 三次郎(ゆとなみ社代表)×梅湯
松本康治(編集者)×扇湯
小山薫堂(放送作家)×滝野川稲荷湯) - 時を越えて愛される、ちょい渋な名銭湯
- 心地よさを追求した道具が、湯の世界を広げる
- ともに道を歩む人に光を当てる、「湯道文化賞」が創設された
- エピローグ アイ・ラブ・湯~! やっぱりお風呂は、いいなぁ
- 金沢で知る、モダン工芸の現在
- Louis Vuitton
Favorite S pots - フェンディが魅せる、ローマの流儀
- 科学と芸術の視点でひも解く、
鳥とジュエリーの展覧会 - ほか