テレビ創生の時代、特撮の神様・円谷英二、そして円谷プロのスタッフたちが、いかにして世代を超え愛される国民的ヒーロー「ウルトラマン」を誕生させたのかーー。高度経済成長の時代、怪獣映画の王者『ゴジラ』が国民的人気を誇っていた頃、不可能といわれていた「テレビでお茶の間に怪獣を」の気運が高まっていた。それを実現したのが、1966年、円谷プロが制作した『ウルトラQ』だ。その後『ウルトラQ』に登場した宇宙人の着想を発展させ、『ウルトラマン』が誕生する。彼らの仕事を支えたのは、円谷英二が若き日から磨き続けた特撮技術であり、新しい分野に取り組み、挑戦を続ける開拓精神だった。ミニチュアのセット、合成による光線、ハイスピード撮影など、画面に登場するすべての要素は常に実験的な挑戦の賜物だったという。円谷英二のもと、金城哲夫、成田亨、高山良策、実相寺昭雄ら、キラ星のような若い才能が何を考え、どのように作品を生み出したのか? 当時を知る関係者の証言をもとに円谷プロのクリエイションを徹底解説する。さらに「ウルトラQ」から「ウルトラマンゼロ」までのウルトラシリーズ全ガイド、ウルトラシリーズ45周年を迎え、ますます元気な円谷プロのすべてが分かる大特集!
目次
「ウルトラシリーズ」全作品を、徹底解剖。
円谷プロの歴史は、ウルトラシリーズとともに。
全部見せます!ウルトラワールド
地球を守った、究極の必殺技はコレだ!
円谷英二が、特撮で目指した夢の映像とは。
若き才能が、円谷プロに集結した。
*飯島敏宏/演出家・脚本家 *満田かずほ/演出家・プロデューサー
*市川森一/脚本家 *佐川和夫/特撮技術監督
*中野稔/視覚効果 *池谷仙克/特殊美術 *成田亨/美術デザイン
*実相寺昭雄/監督 *高山良策/造型物製作
天才・金城哲夫と僕と『ウルトラQ』のこと。
時代を超えて愛される、人気怪獣 50
グラフィック・デザインも、傑作ぞろいだ。
僕らを熱狂させ続ける、怪獣とウルトラマン
・若田光一(宇宙飛行士) ・みうらじゅん(イラストレーターなど)
・鈴木美潮(読売新聞文化部記者) ・佐野史郎(俳優)
・水野学(アートディレクター) ・今江敏晃(プロ野球選手)
・田村亮[ロンドンブーツ 1号2号](お笑い芸人)
ウルトラ怪獣は、こうして作り出される。
『ウルトラQ』総天然色化計画。
懐かしい!「ソフビ」の怪獣人形はいまも現役。
クルマ、飛行機、銃……、精巧な装備の数々。
大人買いしたい、ウルトラな優れモノたち。
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